蒸気打ちの親分/Steamflogger Boss

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2014年1月24日 (金) 00:10時点におけるヴぁ (トーク | 投稿記録)による版
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Steamflogger Boss / 蒸気打ちの親分 (3)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 装具工(Rigger)

あなたがコントロールしている他の装具工(Rigger)クリーチャーは、+1/+0の修整を受けるとともに速攻を持つ。
あなたがコントロールする装具工がからくり(Contraption)を組み立てる場合、それは代わりに2個のからくりを組み立てる。

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未来予知の未来予知たる所以、マジックそのものの未来を見通すようなデザインをされたカードの1つ。

装具工というクリーチャー・タイプロード的存在なのだろうが、未来予知時点では装具工自体がこれ1体(と霧衣の究極体/Mistform Ultimus)しか存在していなかった。ローウィン登場後、名前に「装具工」を持つモリオックの装具工/Moriok Riggerが装具工になったほか、装具工でもある多相持ちが増えたので、ロードとして若干使いやすくなったと言える。

さらに新種のアーティファクト・タイプである「からくり」への言及があるものの、からくりを持つアーティファクトも現時点では存在していない。「組み立てる/assemble」というルール用語も登場しているが、まだ意味が定義されていないため、現状では全くの無意味な文章でしかない。つまり現時点では、ロード能力以外何も持っていないのと同じ。将来きちんと用語の意味が定義されて、ようやく真っ当な動きができるようになる。時のらせんブロックには他にも前代未聞なカードが溢れているが、その中でもこれは一際異彩を放つカードである。

現時点での能力のみを見るならば、サイズの大きめな重いゴブリンでしかなく、構築で使うには厳しい。リミテッドでは、2体目以降を強化する丘巨人/Hill Giantなので、悪くない。ただしレアなので、2枚以上揃うことは滅多にないだろうが。

  • フレイバー・テキストを見るに、ゴブリンは未来でも知能はそのままらしい。「何作ってんだか、俺知らね!」というセリフはそのまま「からくり」が何なのか分からないというカードデザインと重なって取れる。
  • 新しいエキスパンションが出る度に、「次こそからくりの時代が来るに違いない」と(冗談半分で)よく名前が挙がる。
  • このカードの最大の特徴である「発売時点では意味をなさないルール文章」は、ユーザーだけでなくR&Dでも賛否両論であった。
    • Mark Rosewaterはその特徴からこのカードを強く嫌っており、何度もセットから抹消しようと試みたと語っている。(→Timeshift After Timeshift参照)
    • Devin LowはR&Dの中でも、このカードを特に気に入っており、「強い感情を引き起こせるカードである」と収録を推し進めた。(→Timeshift After Timeshift参照)
    • Matt Placeは興味を惹かせるデザインの代表的な失敗例としてこのカードを挙げている。(→Look Out, R&D! It's a Trap!参照)
    • The Great Designer Search 2の決勝戦では、このカードが不採用になったという設定の課題が与えられた。

ストーリー

蒸気打ちの親分/Steamflogger Bossは、蒸気打ち/Steamfloggerを操縦するゴブリン

蒸気打ち/Steamfloggerとは、操縦者と同伴する装具工達をやる気にさせるために造られた、蒸気で動くアーティファクトのオンボロ乗り物のこと。鞭と爪状の2種類の腕を備えており、これらの腕を使ってやる気を引き出している。

イラストとフレイバー・テキストから、装具工には「バツ/X」と「マル/O」の2階級が存在しており、頭上にその階級が刻まれていることが分かる。親分のやる気を引き出す技は相手によって異なり、バツ階級に対しては蒸気打ちの右腕で鞭で打ち(Whip the Xs!)、マル階級なら左腕の爪でつねる(Pinch the Os!)。親分自身の頭にもバツが刻まれているが、どのような経緯があったのかは定かではない。(→Rigger Xs and Rigger Os参照)

参考

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