ヘリオッド/Heliod
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ヘリオッド/Heliodはテーロス・ブロックのキャラクター。カードとしてはテーロスの太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sunが初出。
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解説
テーロス/Therosの神の一柱。男性。櫛状に枝分かれした2本の角を持つ(イラスト)。
太陽の神であり、世界に日の光をもたらしている。彼の存在は空を光で満たし、定命の者がニクス/Nyxに接触することを防いでいる。
法、正義、応報、血統の絆を司る神でもある。彼は一族の名誉、道徳と美徳の問い、弁論、婚姻、他者を守る英雄的行動、暁の食事、自己犠牲といった物事を統括する。その名はしばしば法的な議事録に用いられ、彼への生贄は大きな助力、もしくは厳格な正義が必要とされる時に捧げられる。
陽気で社交的な性格であり、気軽に友人を作り絆を結ぶが、その忠実さは移ろいやすいものである。今日の最大の盟友でさえ、明日彼の天罰の対象にならないとは限らない。
天上からテーロスのいかなる所にも放つことのできる太陽の槍、クルソー/Khrusorを所持する。伝説によれば、それをもってアリクスメテス/Arixmethesという大都市が滅ぼされたこともあったという。
太陽の恵みを享受する者、すなわちテーロスのほぼすべての者が彼に感謝をしている――少なくとも建前上の感謝をしている。その中でも特に献身的な崇拝者は、人間とラゴンナ団/The Lagonna Bandのケンタウルスである。太陽への礼拝のため、ヘリオッドの神殿の多くは屋上庭園を設けている。彼に関する最大の祝日は夏至である。
- モチーフの一つはギリシャ神話の主神ゼウス(参考/翻訳)。また、太陽の神であることとヘリオッドという名前は、同神話の太陽神ヘーリオス(英:Helios)に由来するものと思われる。
- いわゆる主神・最高神のような立場にあるのかは不明。テーロスのトレイラーの日本語版字幕では「神々の長」と書かれているが、英語原文では「the greatest of these(神々の中で最も偉大なる者)」と言っているにすぎない。
経歴
テーロス
かつてプレインズウォーカー/Planeswalkerのエルズペス・ティレル/Elspeth Tirelがテーロスにて剣を手に入れた日、彼女はヘリオッドの姿を目にしている。後に再びテーロスを訪れたエルズペスは襲いかかってきたハイドラをただ一人で倒したが、それはヘリオッドの注意を惹くことになった。彼はエルズペスこそが、この次元/Planeを救う英雄となる唯一の存在であると考えている。
神々の軍勢
ゼナゴス/Xenagosが神の座を手に入れ、定命の者の世界とニクス/Nyxの境界が曖昧になり、次元全体が大混乱に陥った。正義の守護者たるヘリオッドはテーロスを救う責任を感じ、この次元に正しき秩序を取り戻すための準備を始めたが、その計画は多くの働きと、多くの犠牲を伴うものになるだろう。
登場
登場カード
カード名に登場
- テーロス
- ヘリオッドの選抜/Chosen by Heliod、ヘリオッドの福音者/Evangel of Heliod、ヘリオッドの使者/Heliod's Emissary、ヘリオッドの試練/Ordeal of Heliod、ヘリオッドの槍/Spear of Heliod
- ニクスへの旅
- ヘリオッドの指図/Dictate of Heliod
フレイバー・テキストに登場
- 神々の軍勢
- 太陽神の一瞥/Glimpse the Sun God、大アカシカ/Great Hart、性急な太陽追い/Impetuous Sunchaser
- ニクスへの旅
- ヘリオッドの指図/Dictate of Heliod
イラストに登場
- 神々の軍勢
- 日の出から日没/Dawn to Dusk、太陽神の一瞥/Glimpse the Sun God
- ニクスへの旅
- ヘリオッドの指図/Dictate of Heliod
登場作品・登場記事
- Planeswalker's Guide to Theros, Part 1/プレインズウォーカーのための「テーロス」案内 その1(Feature Article 2013年8月21日 The Magic Creative Team著 若月繭子訳)
- Theros Trailer/日本語字幕版(YouTube)
- The Lost Confession/失われし告白(Uncharted Realms 2013年9月11日 Jenna Helland著 若月繭子訳)
- Planeswalker's Guide to Born of the Gods/プレインズウォーカーのための「神々の軍勢」案内(Feature Article 2014年1月8日 The Magic Creative Team著 若月繭子訳)