自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed
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グルール一族/The Gruul Clansの迷路走者。
6マナ6/6とマナレシオは良好であり、さらに+αの能力を複数持つため、コスト・パフォーマンスは高い。攻撃強制のペナルティ能力があるものの、サイズが大きく警戒もあるのでそこまで致命的ではない。
やはり特筆すべきは非クリーチャー呪文に誘発するダメージ能力。6点という威力は半端ではなく、状況次第では実質的に唱えるのを禁止したも同然の状態となりうる。擬似的な除去耐性やコンバット・トリック封じとしても機能し、サイズの大きさもあいまって、マナ加速から早期に召喚できれば戦場を支配できる。
ただし起動型能力や187クリーチャーに対しては何もできないので、タッパーなどは天敵。またアグロデッキに採用するには少々重過ぎる感も否めない。
スタンダードでは、ミッドレンジタイプのデッキ(グルールモンスターやジャンドモンスター)でしばしばサイドボードに1~2枚採用されている。
- 「いずれかのプレイヤー」なので、自分やチームメイトの非クリーチャー呪文でも誘発しダメージを与えてくる。
- 呪文を唱えることで誘発するので、ダメージ能力は呪文より先に解決する。
- 起動型能力の起動に対してプレイヤーにダメージを与える炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shamanとは、カードデザイン上の類似点が多い。
- 呪文と飛行への対策能力は、ルーリク・サーの色である赤緑の共通の対抗色である青に強いため、色対策カード的にも見えるデザイン。友好色・対抗色の概念がないとされるラヴニカへの回帰ブロックの中ではやや例外的なカードと言える。
- 双頭と言っても、過去のTwo-Headed Giant of Foriysや双頭のドラゴン/Two-Headed Dragonのように、複数相手に戦闘できる能力は持たない。
関連カード
サイクル
ドラゴンの迷路の各ギルド/Guildの迷路走者サイクル。いずれもレアの伝説のクリーチャー。
- 第10管区のラヴィニア/Lavinia of the Tenth (アゾリウス評議会/The Azorius Senate)
- 幽霊の特使、テイサ/Teysa, Envoy of Ghosts (オルゾフ組/The Orzhov Syndicate)
- 精神を飲む者、ミルコ・ヴォスク/Mirko Vosk, Mind Drinker (ディミーア家/House Dimir)
- イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon (イゼット団/The Izzet)
- ラクドスの血魔女、イクサヴァ/Exava, Rakdos Blood Witch (ラクドス教団/The Cult of Rakdos)
- 縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped (ゴルガリ団/The Golgari)
- 自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed (グルール一族/The Gruul Clans)
- 軍勢の刃、タージク/Tajic, Blade of the Legion (ボロス軍/Boros Legion)
- イマーラ・タンドリス/Emmara Tandris (セレズニア議事会/The Selesnya Conclave)
- 育殻組のヴォレル/Vorel of the Hull Clade (シミック連合/The Simic Combine)
ストーリー
ルーリク・サー/Ruric Tharはグルール一族のゴーア族/Ghor clanの族長である双頭のオーガで、暗黙の迷路/The Implicit Mazeの走者の1人(イラスト)。右頭のルーリク/Ruricと左頭のサー/Tharでそれぞれ別の人格を持っている。
詳細はルーリク・サー/Ruric Tharを参照。