女王スズメバチ/Hornet Queen
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珍しい緑の飛行クリーチャー。2/2の本体も、CIP能力で戦場に出る1/1の4体のトークンも飛行と接死を持つ。
1枚のカードで合計5体ものクリーチャーを増やせるというアドバンテージは大きい。サイズは小さいものの、全てが接死持ちなのでブロッカーとしてはかなり頼れる。アタッカーとしても、緑には貴重な飛行持ちで計6点の打点は決して悪い打点ではない。この手のクリーチャーの常として、コストとして生け贄に捧げ手段とも相性が良い。
7マナと重いため、緑お得意のマナ加速や、コストを踏み倒す手段が欲しい。ただしそこまでしてもフィニッシャーとしてはやや力不足な感があり、統率者での登場時は活躍の場はほとんどなかった。しかし基本セット2015再録に再録されてスタンダードで使用可能となると、同じく再録された召喚の調べ/Chord of Callingとの相性から緑系のデッキで採用されている。同時期の緑に飛行対策のカードが少ないこと、色拘束がやや重い分信心を稼ぎやすい事なども追い風。タルキール覇王譚の参入後は、ミッドレンジに対する制圧力を買われて赤緑モンスターにも採用された。
- 色の役割を逸脱した火力であるスズメバチの一刺し/Hornet Stingなど、ハチが「緑に無理矢理何かを押し込む理由付け」として使われることを懸念しているMark Rosewaterは、「これならまあ、緑らしいカードに近づいていると言える」と評している(Card Duty, Part 1/カードの義務 その1)。
- 統率者が初出だが、漁る軟泥/Scavenging Oozeの人気により入手困難な反攻/Counterpunchのみへの収録であった。基本セット2015に再録された際は、同種のトークンを出すスズメバチの巣/Hornet Nestが登場した。