漁る軟泥/Scavenging Ooze
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クリーチャー — ウーズ(Ooze)
(緑):墓地からカード1枚を対象とし、それを追放する。それがクリーチャー・カードであるなら、漁る軟泥の上に+1/+1カウンターを1個置き、あなたは1点のライフを得る。
2/2墓地対策能力を持つ熊。わずか緑マナ1点で墓地のカードを1枚追放でき、さらにそれがクリーチャー・カードならば+1/+1カウンターが置かれるとともに1点のライフも得られる。
2マナ2/2という及第点のマナレシオと自己強化を持ちつつ、墓地対策も兼ねられるという便利なクリーチャーである。リアニメイト系など墓地を利用するデッキに対して有効なのはもちろんのこと、実用的なサイズ強化と回復ができることから、特に墓地利用を狙わないデッキに対しても腐りにくい。また、もし相手がノンクリーチャーでも、自分がクリーチャーデッキであればある程度は誤魔化せる。
統率者の新録カードの中では、狼狽の嵐/Flusterstormと並びトーナメント実績の最も高い1枚。レガシー、ヴィンテージ共に墓地利用の活発な環境であるため、メインデッキから搭載できる墓地対策カードの需要は大きく、緑を含むデッキにレガシーでは緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith、ヴィンテージでは各種教示者からのシルバーバレット要員として1枚挿しされる場合が多い。そのため、かなりの高額カードとなっていた。
その後基本セット2014にて再録。登場時のスタンダード環境で有力なデッキタイプであるリアニメイトを対策できることと、そもそもクリーチャーが多い環境であるため注目された。再録に伴ってモダンでも使用できるようになり、死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanやタルモゴイフ/Tarmogoyfなど強力なカードへの対策として、ジャンドやアブザンなど様々なデッキでメインデッキから採用されている。
基本セット2021でも再録。この時のスタンダードでは脱出と同居しており、その対策の側面が目立つ。マナが余った際にクリーチャー以外もとりあえず追放しておく行動も有意義に働きやすい。
リミテッドでももちろん強力な1枚。自然とクリーチャー中心にデッキが組まれるので対象に困ることは少なく、安定して強化できる。
- 黒の萎縮した卑劣漢/Withered Wretchと比較すると、起動コストに色マナが必要になった代わりにおまけがついている。マナ・コストの色拘束も緩くなっている。
- コンピューターゲームのマジック2014―デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ購入者へ配布されるプロモーション・カードの1枚[1]。
- 基本セット2021では通常版とは別に、カードの縁まで新規イラストが描かれた枠無し拡張アート版が一定確率でブースターパックから出現する(カード画像)。
- 2021年、ウィザーズ公認店舗応援キャンペーンとしてフォイル旧枠仕様のプロモーション・カードがWPN加盟店舗に配布された[2]。