呪禁

提供:MTG Wiki

2015年5月9日 (土) 14:35時点における河川 (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索
呪禁/Hexproof
種別 常在型能力
登場セット 多数
CR CR:702.11

呪禁(じゅごん)/Hexproofは、統率者で制定されたキーワード能力。これは常在型能力である。パーマネントだけでなくプレイヤーもこの能力を持ちうる。


Taoist Hermit / 道教の隠者 (2)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) 神秘家(Mystic)

呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)

2/2

定義

パーマネントにおける呪禁/Hexproofは、「このパーマネントはあなた対戦相手コントロールする呪文や能力の対象にならない。」を意味する。

プレイヤーにおける呪禁/Hexproofは、「あなたはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。」を意味する。

解説

それまで俗に一方通行やSuper Shroud(超被覆)と呼ばれていた「あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない」能力をキーワード化したものである。これと同じ能力はオラクル更新により呪禁に変更された。制定時から常磐木能力として扱われており、新エキスパンションのたびに順調に数を増やしている。

キーワード能力被覆同様、その性質上、単体除去に強い耐性を与えることができる。また被覆とは違い、自分チームメイト呪文能力には影響しないため、純粋なメリット能力として捉えられる。

定形のマジックのカードとしてはポータル三国志で初めて登場し、ミラディンから本格的に登場し始めた。統率者までは呪禁を持つクリーチャーはすべてを含んでいたが、基本セット2012イニストラード・ブロック以降はのクリーチャーが持つことも多くなっている。緑のクリーチャーは保護色や擬態によって自然の中に身を隠すイメージ(原初の狩猟獣/Primal Huntbeast霧を歩むもの、ウリル/Uril, the Miststalker)、青のクリーチャーはスピリット等、元々気配が薄かったり幻術によって姿を眩ましていたりというイメージだろうか(不可視の忍び寄り/Invisible Stalker聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft)。

  • さらに元を辿ると、ホームランドAutumn Willowアイスエイジ霧の民/Mistfolkがこれに近い能力を持つ(どちらも、呪禁から見るとほぼ下位互換ではあるが)。
  • 登場からイニストラード・ブロックあたりまでは多くのクリーチャーが持っていた。しかし、対処しにくい強力クリーチャーが暴れまわったためか、タルキール覇王譚ブロック現在では「クリーチャーにつけることをとても注意している」能力として扱われている(参考)。呪禁を得るためにコストや条件を必要とするクリーチャーも多い。

ルール

  • 「呪文や能力の対象にならない」ことと「エンチャントできない」こととは別である。呪禁を持っていても、対象を取らずにオーラ戦場に出す能力や、戦場に出ているオーラを移動することによって、エンチャントされた状態にすることはできる。
  • 戦場でのみ機能するので、スタック墓地などにある場合には対象に取れる。
  • 呪文や能力の対象になった後対応して呪禁を得た場合、向けられた呪文や能力はそれに対して効果を発揮しない。もしそれですべての対象が不正になっていたのならば、解決時に打ち消される。

その他

  • 対戦相手のクリーチャーの呪禁を無効化するカードに、派手な投光/Glaring Spotlight秘儀の灯台/Arcane Lighthouse忍耐の元型/Archetype of Enduranceが存在する。
  • hexproofはhexとproofを組み合わせた造語。hexは「魔力、呪い」といった意味で、呪詛/Hexというカードも存在する。-proofはほかの単語の後につけて「~に耐性がある」という意味になる接尾語(例えばfireproofで「耐火」、waterproofで「防水」など)。よってhexproofで「呪いに耐性がある」という意味になる。また「呪禁」とは「まじないにより悪気、物の怪などを退けること」であり、律令制時代の日本には呪禁士という役職が存在した。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

MOBILE