ウルドのオベリスク/Obelisk of Urd
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召集つきの全体強化アーティファクト。自分がコントロールする指定したクリーチャー・タイプのクリーチャーのP/Tを+2/+2する。
召集を活かし早めに唱えるためにも、軽量クリーチャーを横に並べるデッキで使いたい。ゾンビ、人間、ゴブリン、苗木・トークンなどが候補になるか。他の全体強化、例えばスタンダードで同居する、5マナでクリーチャー・タイプを問わないヘリオッドの指図/Dictate of Heliodや、3マナでクリーチャー・タイプではなく色を参照する凱旋の間/Hall of Triumphなどとの使い分けが気になるところ。召集を活かせば早いターンで唱えられ、修整値も高いため、ふさわしいデッキが見つかれば活躍の余地は十分あるだろう。
構築では、スタンダードのクリーチャーを並べるデッキでしばしば採用された。ラヴニカへの回帰ブロック期では、白系デッキのオレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskosや管区の隊長/Precinct Captain、赤系デッキのアクロスの十字軍/Akroan Crusaderの「兵士」を強化するために稀に採用された。ローテーション間際のタルキール覇王譚ブロック期では、ゴブリンデッキで活躍した他、黒単(または白黒)ウィニーの「戦士」などを強化した。
リミテッドでは、唱えた時点で戦場にいるクリーチャーのタイプを指定すれば、最低でも「クリーチャー1体を強化するオーラ」相当として機能する。色を選ばず採用できるのも魅力で、急報/Raise the Alarmや三つぞろいの霊魂/Triplicate Spiritsがある白とは特に相性が良いだろう。これを全体強化として機能させるためだけに、無理にクリーチャー・タイプを偏らせるべきかは疑問だが、実際に偏った場合の威力は絶大だ。