一か八か/Desperate Gambit

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Desperate Gambit / 一か八か (赤)
インスタント

あなたがコントロールする発生源を1つ選び、コインを1枚投げる。あなたがコイン投げに勝った場合、このターンその発生源が次に与えるダメージは、代わりにその2倍のダメージを与える。あなたがコイン投げに負けた場合、このターンそれが次に与えるすべてのダメージを軽減する。


運任せのダメージ修整呪文。1つの発生源からのダメージを、運がよければ2倍に。運が悪ければ0に。ダメージ加速目的なのに減速になってしまう可能性があるものの、コイン投げに負けてもこちらがダメージを負うなどの損害はないので、コイン投げカードの中ではリスクは少ないといっていいだろう。

選ぶのは「あなたコントロールする発生源」とあるので、火力のような呪文でも、クリーチャーなどのパーマネントでもなんでもよい。意味はあまりないが、ふつうはダメージを与えることがないものを選んでもよい。とはいえ、効果が運任せなので、起動型能力でダメージを生み出せるものを選ぶのが無難だろう。

[編集] ストーリー

一か八か/Desperate Gambitは、ジェラード/Gerrardマラクザス/Maraxusの一騎打ち、そして、背後から忍び寄りマラクザスの命を狙うスターク/Starke、の3人を描いている(イラスト)。掌編Torrentの描写によると、このカードはジェラードがマラクザスに勝利し降伏を呼び掛ける直前の場面である。

ジェラードはスタークから「周囲の者が増えるほど力を増す」というマラクザスの秘密を教えられたため、マラクザスの配下のオーガを退けた後は、仲間たちをウェザーライト/Weatherlightに引き揚げさせ、一騎打ちを挑んだ。ウェザーライト一行にスタークを信用している者はいないのだが、ジェラードはこの作戦に賭けたのだ。

一方、スタークは裏切り者としてマラクザスから追われる身なのでウェザーライト陣営に取り入りたいところ。しかし、シッセイ/Sisay艦長誘拐の手引きをした事実を乗組員に知られてはまずい。降伏したマラクザスが暴露する前に口を封じる必要があり、物陰から機会をうかがっていた。

  • 「Desperate Gambit」は直訳すると「無鉄砲な作戦、窮余の策」くらいの意味合い。物語上のジェラードとスターク両名の行動と合致している。

[編集] 参考

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