薄氷の上/On Thin Ice
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On Thin Ice / 薄氷の上 (白)
氷雪エンチャント — オーラ(Aura)
氷雪エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(あなたがコントロールしている氷雪土地)
薄氷の上が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、薄氷の上が戦場を離れるまでそれを追放する。
氷雪版岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks。
岩への繋ぎ止め同様、わずか1マナで利用可能な「継続期間のある追放」エンチャント。さらに必要な土地が山から氷雪土地に変更されたことで、赤を含まないデッキでも利用できるようになった。特に冠雪の平地/Snow-Covered Plainsを大量に採用した白単色デッキで、安定した利用が可能となる。これ自身も氷雪パーマネントであるため、占術の岩床/Scrying Sheetsで手札に加えることができるのも高評価。
氷雪の多色土地はあまり強力ではないため、基本土地をあまり使わず多色土地を大量投入するような多色デッキを組む際にはむしろ利用しづらい。そういったデッキの場合は、従来通りにフェッチランドで山を含むデュアルランドないしショックランドを持ってくる前提で岩への繋ぎ止めを使う、あるいは素直に未達への旅/Journey to Nowhereを使う方が安定するだろう。
モダンの青白コントロールにおいては、流刑への道/Path to Exileに次ぐ5枚目以降のクリーチャー除去の立場を、失脚/Oust、糾弾/Condemn、四肢切断/Dismemberらと争う。それらと違い、除去したクリーチャーを取り戻されにくい、システムクリーチャー等の攻撃しないクリーチャーも除去ができる、ライフの損失が無いといった利点があるが、エンチャント除去があれば再び戦場に出てしまう、インスタントタイミングで唱えられないといったデメリットも存在する。
- 「氷塊の上に孤立させて自由を奪う」という着想は浮氷塊/Ice Floeに通ずる。
- on thin iceとは「(薄い氷の上に乗るように)危険な状態」を表すイディオム。日本語にも同じく「薄氷を踏む」という慣用句があり、古くは詩経にも同様の一節がある。