空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad

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2020年5月15日 (金) 13:12時点におけるNecolaus (トーク | 投稿記録)による版
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Yorion, Sky Nomad / 空を放浪するもの、ヨーリオン (3)(白/青)(白/青)
伝説のクリーチャー — 鳥(Bird) 海蛇(Serpent)

相棒 ― あなたの開始時のデッキに、カードが、デッキの最小サイズよりも少なくとも20枚多く入っていること。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、ソーサリーとして(3)を支払うことでゲームの外部からそれをあなたの手札に加えてもよい。)
飛行
空を放浪するもの、ヨーリオンが戦場に出たとき、他の、あなたがオーナーであってあなたがコントロールしていて土地でない、望む数のパーマネントを追放する。次の終了ステップの開始時に、それらのカードを戦場に戻す。

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白青混成伝説の海蛇デッキ最小枚数より20枚以上多ければ相棒にできる。

サイクルの他のカードと異なり、このカードの相棒能力はデッキに入れられるカードの特性ではなく枚数を制限する。デッキの枚数を最小限に抑えるのは一般的にデッキ構築の常識と考えられており[1]、20枚もの余分なカードをデッキに入れることを強要されるペナルティは決して軽くない。しかし、大型フライヤー兼明滅能力持ちであるこれが擬似的に手札へ確実に1枚加わることはそのペナルティを補って余りあるだけの価値がある。登場から間もなく、幅広いフォーマットでこれを相棒として採用する多種多様なヨーリオン・コントロールが誕生し、相棒クリーチャーの中でも採用率の高い1枚となっている。

ETB能力は大規模な一時的追放。追放可能なパーマネントの数に制限が無く種類も広範囲であるため様々なシナジーが考えられる。相棒にすることで手札を消費せず確実に唱えられることもあり、莫大なアドバンテージを得ることができる。過去に存在した永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternalと比較すると、ETB能力であるため誘発させやすく再利用も容易であることも見逃せない。

ETB能力でアドバンテージを稼げるパーマネント全般と相性がよい。スタンダードでは海の神のお告げ/Omen of the Seaを筆頭とするお告げサイクルの他、エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Deathなどの英雄譚を使いまわしても強力。プレインズウォーカー忠誠度能力をリセットすることもでき、覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veilsなど自力で忠誠度を上げる手段がないプレインズウォーカーとも好相性。さらに魅力的な王子/Charming Princeがいれば毎ターンETB能力の使いまわしが発生する。モダン以下ではアーカムの天測儀/Arcum's Astrolabeなど強力なカードが多数存在する。

バベルとの相性は極めてよい。機知の戦い/Battle of Witsの都合上必然的に相棒の条件を満たせるとともに、特に引きの影響を受けやすいデッキであるため、相棒の存在により安定した戦略を取りやすくなるだろう。相棒がサイドボードを圧迫する事についても、相対的にサイドカードを引ける確率が低く、そもそも各種対策カードをメインデッキに全て投入してサイドボードを組まないケースが多いため、ウィッシュボード的な運用が取りやすい事が追い風になっている。

関連カード

サイクル

イコリア:巨獣の棲処相棒クリーチャーサイクル混成カード伝説のクリーチャーで、それぞれ異なる条件の相棒能力を持つ。稀少度レア

ストーリー

ヨーリオン/Yorionイコリア/Ikoriaに棲む、の特徴を併せ持つ怪物(イラスト)。

ビビアン/Vivienは、空中聖域スカイセイル/Skysailの住民が、黄金の角を持つ荘厳な空飛ぶ蛇について話しているのを聞いた。その角は高値で売れるのではないか、あるいは薬として使えるのではないかというのだ。生物を愛するビビアンの心には、彼らの気球船を破裂させるためになら使えるかもしれないという思いがよぎった[2]

脚注

  1. 61/61(Daily MTG Beyond the Basics -上級者への道- 2017年2月9日)
  2. The Ikoria: Lair of Behemoths Story on Cards(Feature 2020年4月3日 Wizards of the Coast著)

参考

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