知識鱗のコアトル/Lorescale Coatl
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カードを引くごとに+1/+1カウンターが置かれる緑青の蛇。
そのままでも自分のドロー・ステップごとに+1/+1ずつ強化できるが、構築ではやや悠長なので何らかのギミックを組みたいところ。幸いにも青と緑はドローに長けている色なので、ドロー呪文などで補助して能動的に大きくすることが可能。呪文を使うごとに強化される様はかつてのクウィリーオンのドライアド/Quirion Dryadを彷彿とさせる。
リミテッドでは基本性能だけで充分。次のターンに3/3が約束されている上、どんどん大きくなっていくこれは、対戦相手にとっては早めに対処したいクリーチャーと言える。
- アラーラの断片ブロック期のスタンダード内では精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorとの相性が抜群。毎ターン+4/+4できる。また、色の組み合わせは異なるが、同じアラーラの断片ブロックの徹底した天啓/Drastic Revelationを使えば一気に+7/+7できる。
- エターナルフォーマットでは渦まく知識/Brainstormと相性が良い。渦まく知識が制限されていないレガシーでは、すばやくサイズアップを狙うことができる。クウィリーオンのドライアドよりも強化効率が良いため、実際に取って代わる場合もある。
- 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top2枚をライブラリーの一番上に「出し入れ」することで、マナの分だけ強化できる。1枚だけでも、毎ターン1マナでさらに+1/+1できる。
- 無限ドローと組み合わせればライブラリーの枚数分大きくなれる。
- +1/+1カウンターを参照するカードとの組み合わせも良い。たとえば寓話の賢人/Sage of Fablesと組み合わせれば、サイズはそのままにマナの分だけカードを引ける。
オラクルの変遷
- 初出時のルール文章は+1/+1カウンターを「置いてもよい/may put」という選択式だったが、基本セット2021に再録された際にオラクルが変更され、必ず置くようになった。アジャニの群れ仲間/Ajani's Pridemateと同様の変更である。
ストーリー
知識鱗のコアトル/Lorescale Coatlはナヤ/Nayaの大蛇であるコアトルの一種。ヴィダルケンの異端者/Vedalken Hereticと一緒にいる姿を見かけられる。(→Choices in the New Alara、A Vedalken in Alara、Gold Records参照)