折れた刃、ギセラ/Gisela, the Broken Blade
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伝説のクリーチャー — 天使(Angel) ホラー(Horror)
飛行、先制攻撃、絆魂
あなたの終了ステップの開始時に、あなたが折れた刃、ギセラと《消えゆく光、ブルーナ/Bruna, the Fading Light》という名前のクリーチャーを1体コントロールしているとともにそれらのオーナーである場合、それらを追放し、その後それらを《悪夢の声、ブリセラ/Brisela, Voice of Nightmares》へと合体させる。
狂気に侵されたギセラ/Gisela。優れたマナレシオに加え、飛行・先制攻撃・絆魂と盛りだくさんのキーワード能力を備えた伝説の天使。消えゆく光、ブルーナ/Bruna, the Fading Lightと合体すると更に巨大になれる。
これ単体でも悪斬の天使/Baneslayer Angelを彷彿とさせる強力な性能であり、合体を視野に入れずに使っても十分強い。また合体を狙う場合も、ブルーナがリアニメイト能力を持っているおかげで、死亡を恐れずに早い段階から積極的に戦闘に使っていける。
ただし悪斬の天使もそうであったが、除去耐性の類を持たないため除去されやすい点はマイナス。特にギセラはタフネスも低くなっているため火力に関しても不安が残る。悪斬の天使同様「除去されても次を戦場に出せばよい」という発想で4枚積みする手もあるが、ギセラは伝説のクリーチャーであるため多く積むと手札でダブつく可能性がある点も気を付けたい。
スタンダードでは伝説ナヤや白青フラッシュなどで採用された。相棒である消えゆく光、ブルーナ/Bruna, the Fading Lightに加えて両者をサーチできるサリアの槍騎兵/Thalia's Lancersも合わせた3枚セットでの運用が多い。もちろんリミテッドでも初手ピックレベルのボムレア。しかし直後のカラデシュ・ブロックで蓄霊稲妻/Harnessed Lightningや致命的な一押し/Fatal Pushなどの軽い除去が充実したために採用率は大きく落ち込んでしまった。モダン以下のフォーマットでは稲妻/Lightning Boltの射程内である点も大きなネック。
- 誘発型能力はif節ルールを使用しているので、能力の解決時にどちらかのクリーチャーをコントロールしていなかった場合、片方が追放されることはない。
- 悪斬の天使を思わせる性能からスポイラーリスト公開時からトップレアと目されていたカード。その期待値が高すぎたゆえか、一定の活躍は見せているのだが、評判倒れという扱いをされることが多い。最大の不運はゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikarとマナ域およびスタンダード在籍期間が完全に競合したことか。
関連カード
ストーリー
エムラクール/Emrakulの影響で狂気に堕ち、肉体すらも変質してしまったギセラ/Gisela。最後にはブルーナ/Brunaと一体化し、異形の天使/Angel、ブリセラ/Briselaへ変貌する。
詳細はギセラ/Giselaおよびブリセラ/Briselaを参照。
参考
- Stop the World and Meld with You/時を止めてあなたと合体を(Latest Development 2016年7月8日 Sam Stoddard著)
- Eldritch Perfect, Part 1 /異界の完成 その1 (Making Magic 2016年7月11日 Mark Rosewater著)
- The M-Files: Eldritch Moon, Part 1/Mファイル『異界月』編・パート1(Latest Developments 2016年7月22日 Sam Stoddard著)
- カード個別評価:異界月 - 神話レア
- From the Vault:Transform