記憶の欠落/Memory Lapse
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Memory Lapse / 記憶の欠落 (1)(青)
インスタント
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりに、オーナーのライブラリーの一番上に置く。
呪文を打ち消したうえでライブラリーの一番上に置くインスタント。ホームランド初出の有力カードの1つ。
打ち消しても、すぐにそのカードを引かれてしまうので弱いと感じる人もいるだろう。しかし、エンドカードをめぐるカウンター合戦であるとか、フラッシュバックやコピーされた呪文に対して使えば、色拘束の緩い対抗呪文/Counterspellになりうる。そうでなくとも、対戦相手のドローを1ターン遅らせるタイム・デストラクションにはなる。1ターンを争う場面では馬鹿にできない活躍をし、パンデモノートからサイカトグまで幅広く使われる。エターナル、特にヴィンテージではMoxが存在するため、その点を有効活用し、等時の王笏/Isochron Scepterを使用したパーミッションなどで使用されている。
冬の宝珠/Winter Orbや停滞/Stasisなどのロックデッキに入れても相性がよい。
- 「ライブラリーの一番上に置く」というテーマで共通するカード(例えば力の消滅/Disempower、休耕地/Fallow Earth)が収録されたのと一緒にミラージュで初めて再録される。この効果は、Card of the Dayの記事で「逆キャントリップ」(reverse-cantrip)と俗称をつけられている。
- 「第9版を選ぼう」の投票で、マナ漏出/Mana Leakに敗れ第9版への再録を逃した。
- 役割が近い差し戻し/Remandだが、以下のような差異がある。
- 記憶の欠落/Memory Lapseの特長
- そのターン、その呪文を再び唱える事が出来ない。特に長期戦になりやすいデッキにとって恩恵が大きい。
- 時間稼ぎとして機能する上に、前述の通り連続で唱える事が出来ないので、軽い呪文に対しての効果が高い。
- 対戦相手のライブラリーに関係したカードと相性が良い。しかしそれは対戦相手にも同じ事が言える(例えば師範の占い独楽/Sensei's Divining Topを使われると効果が薄れる)。
- 差し戻し/Remandの特長
- 自分のドローを進める事が出来る。特にアグレッシブなデッキにとって恩恵が大きい。
- 自分の呪文に対して唱えても良く、状況次第ではカード・アドバンテージを得られる。
- 手札破壊との相性が良い。
- フラッシュバックのような呪文に対してより効果的。
- 記憶の欠落/Memory Lapseの特長
- 白くなると確実性の欠落/Lapse of Certainty。
- ホームランド・第5版のフレイバー・テキストにあるチャンドラー/Chandlerの台詞だが、盗人にしては実に味のある言い回しではないか。
おお、良心なら持っていたとも。だが、残念。どこかに置き忘れてしまったらしい。― チャンドラー
- ストリクスヘイヴン:魔法学院の日本画ミスティカルアーカイブでは製作中の取違いで、発注したイラストが儚い存在/Ephemerateと入れ替わっている[2]。
一時停止指定
2021年10月14日より、ヒストリックで一時停止カードに指定される[3]。青いデッキにおいてはほぼ必須パーツであり、土地以外で最も多く使われているカードの1つとなっていたため。
脚注
- ↑ Mark, yesterday was my 25th birthday! May I ask a...(Blogatog 2021年5月14日 Mark Rosewaterのブログ)
- ↑ ミスティカルアーカイブ・カード《儚い存在》と《記憶の欠落》に関する声明(Daily MTG 2021年4月2日)
- ↑ October 13, 2021 Banned and Restricted Announcement/2021年10月13日 禁止制限告知(News 2021年10月13日 Jay Parker & Donald Smith著)