命令
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命令(Command)とは、呪文のサイクルのひとつ。4つのモードを持ち、そのうち2つを選ぶ。
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解説
ローウィンで単色の5枚サイクルが作られたのが初出。その後、タルキール龍紀伝で友好色2色の5枚サイクルが、ストリクスヘイヴン:魔法学院で対抗色2色の5枚サイクルが作られた。モダンホライゾン2では新緑の命令/Verdant Commandが1枚のみ追加された。
各モードそれぞれの効果はマナ・コストに比して若干控えめだが、2つ選べるため合計の効果はそれなりに大きくなり、アドバンテージにも繋げやすく、汎用性も高い。
- 魔除けの発展バリエーションとも言える。
- 実際、Aaron Forsytheが作った草案では「超魔除け/Super Charms」と呼ばれていた[1]。
- 後には命令のさらなる発展バリエーションと言える合流点も登場した。
- commandには「命令」のほかにも「指揮」「(指揮された)部隊・軍隊」「(何かを使いこなす)能力」の意味がある。タルキール龍紀伝やストリクスヘイヴン:魔法学院のものは複数人からなる集団が描かれており、「部隊・軍隊」の意味を意識したものと思われる。
- スカージの命令サイクルとは関係ない。そちらは「命令/Decree」であり、英語では違う単語である。
- ジェラードの命令/Gerrard's Commandなどはカード名に「命令/Command」と入っているが、このサイクルとは特に関係ない。統率/Command領域も関係ない。
ルール
- モードの選択は、その呪文を唱える時であることに注意。その他ルールに関する詳細はモードの項を参照。
- 対象を取るモードと取らないモードがある場合、モードの選択の仕方によって、呪文全体が取る対象の数が変わる。その場合、対象を取るモードの対象がすべて不正な対象になると、対象を取らないモードも含めて呪文全体が立ち消えする。
- ローウィンの命令でこのような混乱が多数生じたためか、以降の命令はオジュタイの命令/Ojutai's Commandとロアホールドの命令/Lorehold Commandを除いて「全モードが対象を取る」「全モードが対象を取らない」のどちらかになっており、立ち消えに関する問題をあらかじめ防いでいる。また、この二つの命令も別のアプローチで立ち消えが起こりづらいデザインとなっている。
- モードをどのように選択したにせよ、カードに書いてある順番通りに処理する。呪文の解決中に優先権は発生しないので、順序を意識する機会は多くないが、以下のように順序通りに処理しないと結果が変わるケースもあるので注意。
- たとえば原初の命令/Primal Commandの場合、2番目・3番目を選んだならバウンスしてからライブラリーを切り直すことになるし、3番目・4番目ならライブラリーを修復してからサーチをすることになる。
該当カード
ローウィン
単色。
- 質素な命令/Austere Command
- 謎めいた命令/Cryptic Command
- 不敬の命令/Profane Command
- 焼夷の命令/Incendiary Command
- 原初の命令/Primal Command
タルキール龍紀伝
友好色2色。各色のできることを2つずつモードとして持っている。
- オジュタイの命令/Ojutai's Command
- シルムガルの命令/Silumgar's Command
- コラガンの命令/Kolaghan's Command
- アタルカの命令/Atarka's Command
- ドロモカの命令/Dromoka's Command
ストリクスヘイヴン:魔法学院
対抗色2色。
- シルバークイルの命令/Silverquill Command
- プリズマリの命令/Prismari Command
- ウィザーブルームの命令/Witherbloom Command
- ロアホールドの命令/Lorehold Command
- クアンドリクスの命令/Quandrix Command
モダンホライゾン2
兄弟戦争
単色。
- カイラの命令/Kayla's Command
- ウルザの命令/Urza's Command
- ギックスの命令/Gix's Command
- ミシュラの命令/Mishra's Command
- ティタニアの命令/Titania's Command
その他
- とても謎めいた命令/Very Cryptic Command (Unstable)
- ケイヤの手管/Kaya's Guile (モダンホライゾン)
- 命令パフォーマンス/Command Performance (Unfinity)