カイラス・ニンの信奉者/Disciple of Caelus Nin
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Disciple of Caelus Nin / カイラス・ニンの信奉者 (4)(白)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
カイラス・ニンの信奉者が戦場に出たとき、あなたから開始して各プレイヤーはそれぞれ、自分がコントロールしているパーマネント最大5つを選ぶ。これにより選ばれもせずこれでもないすべてのパーマネントはフェイズ・アウトする。
すべてのパーマネントはフェイズ・インできない。
ETBで全プレイヤーのパーマネントをフェイズ・アウトにより最大5つにしてしまう人間・ウィザード。
白らしく平等に影響を受け、土地にも干渉できる点が特徴。マナに余裕があるならこれを唱えるのに使った土地をフェイズ・アウトすれば猶予を生みやすい。相手に選択権があるため最大の脅威を排除するのは難しいが、対抗札をあらかじめ持った上で土地やマナ・アーティファクト以外を残すよう誘導すればマナ・アドバンテージを得られるのも強みとなっている。
またフェイズ・インへの制約は発生源を問わず、他の手段によるフェイズ・アウトも有効となる。ただしこれが除去されてしまえば次のアンタップ・ステップにはパーマネントが戻ってきてしまうため、維持に徹するか最終的に除去される前提で立ち回るかは戦局を見る必要があるだろう。他には同セットの機械神の肖像/Machine God's Effigyでコピーするのも一つの手。
[編集] ルール
自身がフェイズ・アウトさせたもの以外に対しても「フェイズ・インできない」という効果を適用するカードであるため、注意すべきいくつかの挙動が存在する。
- 「フェイズ・インできない」という効果は常在型能力による継続的効果である。カイラス・ニンの信奉者が戦場にいる限りこの効果は続き、パーマネントはフェイズ・インできない(CR:611.3b)。信奉者が戦場を離れたり、この能力を失うとこの効果は適用されなくなる。フェイズ・アウトしていたパーマネントは、コントローラーの次のアンタップ・ステップ中にフェイズ・インするだろう。
- 特に、信奉者自身がフェイズ・アウトしているならば、この効果は自身には適用されない。信奉者は通常通りフェイズ・インできるし、信奉者と同時にフェイズ・インするパーマネントにも禁止は及ばない。
- パーマネントがいつフェイズ・アウトしたかにかかわらず、フェイズ・インするタイミングに信奉者が戦場に居るならば、この効果はフェイズ・インを禁止する。信奉者が戦場に出る前にフェイズ・アウトしていた、などは関係がない。
- この効果はアンタップ・ステップのターン起因処理としてフェイズ・インすることも、時空の満ち干/Time and Tideのようなカードの解決によって直接フェイズ・インすることも禁止する。
- モメント/The Momentや土牢/Oublietteの持つ「〜までフェイズ・アウトする」効果の2つ目の単発的効果によるフェイズ・インを信奉者が禁止した場合、フェイズ・アウトしたパーマネントは、永続的にフェイズ・アウトしたままになる。「〜までフェイズ・アウトする」効果に対しては、ターン起因処理によるフェイズ・インが起こらないからである(CR:610.4a)。
- 信奉者が戦場を離れた後に時空の満ち干を使えば、これらのカードもフェイズ・インすることができる。
- モメントや土牢とよく似ているが、パンドリカ/The Pandoricaやザルファーのフェイジング/The Phasing of Zhalfirでは、この永続的なフェイズ・アウトは起こらない。これらは「〜までフェイズ・アウトする」単発的効果を用いておらず、通常のフェイズ・アウトとフェイズ・インの禁止を組み合わせて行っているだけである。