回顧
提供:MTG Wiki
回顧/Retrace | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | イーブンタイド 統率者2018 モダンホライゾン ドクター・フー統率者デッキ イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ |
CR | CR:702.81 |
回顧(かいこ)/Retraceは、イーブンタイドで初登場したキーワード能力。これを持つカードが墓地にあるときに機能する常在型能力である。
Raven's Crime / カラスの罪 (黒)
ソーサリー
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
回顧(あなたはこのカードを、それの他のコストの支払いに加えて土地カードを1枚捨てることで、このカードをあなたの墓地から唱えてもよい。)
定義
回顧/Retraceは、「あなたはこのカードを、それを唱えるための追加コストとして土地カードを1枚捨てることで、あなたの墓地から唱えてもよい。」を意味する。
解説
追加コストとして土地カードを捨てることで、墓地にある回顧カードをマナ・コストを支払い唱えられるようにする能力である。
イーブンタイドではインスタントとソーサリーのみが持ち、全色に存在する。モダンホライゾンでは墓地のインスタントやソーサリーに回顧を与えるレンと六番/Wrenn and Sixが、イクサラン:失われし洞窟ではマーフォークやドルイドであるカードに回顧を与える深根の歴史家/Deeproot Historianが登場した。
その特性上、壌土からの生命/Life from the Loamなどの毎ターン土地カードを調達できる手段と相性が良い。
ルール
- 回顧カードを唱えるタイミングは、そのカード・タイプなどによる通常のルールに従う。
- 回顧によってカードを唱える場合、他のコスト減少・コスト増加の効果を加味する。また、代替コストが適用できる場合、その代替コストに加えて土地カードを捨てることで、回顧によって唱えることができる。
- 似たような機能を持つフラッシュバックと異なり、唱えたカードが解決したり打ち消されたりした場合、それは墓地に置かれる。
- 回顧によってカードを唱えるとき、回顧カードはそれが唱えられる宣言時にスタックに移動する。よって、その宣言に対応して墓地対策カードで追放することはできない。
その他
- 元は「同じ色のカードを、回顧カードのコピーとして唱えられる」というデザインだったが、開発チームとの擦り合わせの段階で現在のような形に変更された[1]。
- 回顧を持つカードはすべてインスタントかソーサリーである(総合ルールにも明記されている)。パーマネント呪文でも正しく機能できるルールなのだが、おそらく、デザインの段階での「違うカードを、コピーとして唱える」という点からの影響だろう。
- ラヴニカのギルドでは、変種の再活が登場。任意のカードを捨てられるようになった一方、追放されるため繰り返し再利用し続けることはできなくなっている。
参考
- ↑ Eventide Pool/イーブンタイド池(Web Archive)(Making Magic 2008年7月7日)