戦闘後メイン・フェイズ
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戦闘後メイン・フェイズ/Postcombat Main Phaseはターンの2回目以降のメイン・フェイズのこと。通常は第2メイン・フェイズ/Second main phaseのことを指すが、戦闘後メイン・フェイズと第2メイン・フェイズは同義ではない(後述)。
[編集] 解説
ターンの一番最初のメイン・フェイズだけが戦闘前メイン・フェイズであり、ほかは戦闘後メイン・フェイズである。戦闘フェイズが飛ばされたあとの2つ目のメイン・フェイズや、追加の戦闘フェイズとメイン・フェイズを加える効果によって得られたメイン・フェイズ(第3メイン・フェイズ、第4メイン・フェイズ……)も戦闘後メイン・フェイズである。
「第1」「第2」といった表現は、現在のターンに発生したメイン・フェイズの数を数える。上述の通り戦闘後メイン・フェイズは複数存在し得るが、第2メイン・フェイズはターン内で一度きりである。例えば、「戦闘後メイン・フェイズの開始時に~」という誘発条件を持つ能力は第2メイン・フェイズ以降の各メイン・フェイズで誘発するが、「第2メイン・フェイズの開始時に~」という能力は第2メイン・フェイズでしか誘発しない。
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 5 ターンの構造
- 505 メイン・フェイズ
- 505.1 各ターンには、2つのメイン・フェイズが存在する。第1メイン・フェイズ(「戦闘前メイン・フェイズ/precombat main phase」)と第2メイン・フェイズ(「戦闘後メイン・フェイズ/postcombat main phase」)は、戦闘フェイズ(rule 506〔戦闘フェイズ〕参照)によって区切られている。戦闘前、戦闘後のメイン・フェイズはそれぞれだけでも「メイン・フェイズ/main phase」と呼ばれることがあるし、それらをまとめてそう呼ばれることもある。
- 505.2 メイン・フェイズにはステップは存在しないため、スタックが空のときに全てのプレイヤーが続けてパスしたときにメイン・フェイズが終了する。(rule 500.2 参照。)
- 505.3 アーチエネミー戦(rule 904 参照)において、アクティブ・プレイヤーが魔王である場合、そのフェイズが戦闘前メイン・フェイズであれば、アクティブ・プレイヤーは自分の計略デッキの一番上のカードを実行中にする(rule 701.25 参照)。このターン起因処理はスタックを使わない。
- 505.4 次に、アクティブ・プレイヤーが1つ以上の英雄譚・エンチャントをコントロールしていて、今がアクティブ・プレイヤーの戦闘前メイン・フェイズであれば、アクティブ・プレイヤーは自分のコントロールしている英雄譚の上に伝承カウンターをそれぞれ1個置く。(rule 714〔英雄譚・カード〕参照)。このターン起因処理はスタックを使わない。
- 505.5 次に、アクティブ・プレイヤーが1つ以上のアトラクションをコントロールしていて、今がアクティブ・プレイヤーの戦闘前メイン・フェイズであれば、アクティブ・プレイヤーは自分のアトラクションを観覧するためのサイコロを振る(rule 701.49〔アトラクションを観覧するためサイコロを振る〕参照)。このターン起因処理はスタックを使わない。
- 505.6 次に、アクティブ・プレイヤーが優先権を得る(rule 117〔タイミングと優先権〕参照)。
- 505.6a 通常、メイン・フェイズにのみ、プレイヤーはアーティファクト・呪文、クリーチャー・呪文、エンチャント・呪文、プレインズウォーカー・呪文、ソーサリー・呪文を唱えられる。アクティブ・プレイヤーがこれらの呪文を唱えられる。
- 505.6b メイン・フェイズの間、アクティブ・プレイヤーは、スタックが空であり、自分が優先権を持ち、そしてまだこのターンに土地をプレイしていないときに限り(効果によって追加の土地がプレイできる場合を除く)、土地・カード1枚を手札からプレイすることができる。(rule 305〔土地〕参照。)この処理はスタックを用いない。この土地も土地をプレイする処理も、呪文や能力ではないので、この処理は打ち消されず、インスタントや起動型能力で対応することはできない。
- 505 メイン・フェイズ