血糊の雨/Rain of Gore
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偽りの治療/False Cureと硫黄の渦/Sulfuric Vortexを足して2で割ったようなラクドスらしいカード。
ライフゲイン対策としては、多色ではあるが硫黄の渦/Sulfuric Vortexより軽いため使いやすい。硫黄の渦/Sulfuric Vortexと違いライフゲインを阻止するだけでなく、ライフロスに置換するため、魂の管理人/Soul Wardenや賛美されし天使/Exalted Angel等恒久的に回復を続けるカードを多用するデッキに対してはかなりの痛手となるだろう。ループ・ジャンクションなどの無限ライフデッキやズアーロック対策にもなる。
ただし、すでに見えているエンチャントであるため、偽りの治療/False Cureと違いこれを使って逆転勝利とかいったことは通常できない。どちらかというと対戦相手の動きを封じる牽制のために使われるだろう。
- 何らかの呪文や能力のコストとしてライフを得る場合も、それは呪文や能力によってライフを得ていることになる。
- 一見すると樹海の咆哮/Roar of Jukaiや激励/Invigorateと組むと強そうに感じるが、実際には全く機能しない。なぜなら、「呪文や能力がそのコントローラーにライフを得るようにする場合」なので、あなたの呪文や能力で対戦相手にライフを与えても置換されないからである。
- 絆魂によるライフゲインは、それが戦闘ダメージによるものならばライフロスに変換することはできない。絆魂は「ダメージの結果」を変換しているだけであり、(呪文でも能力でもない)戦闘ダメージでのライフゲインに対して血糊の雨の能力は作用しないからである。
- ライフをn倍にしたりする効果でも、ライフは得られる。対戦相手が唱えた不死の標/Beacon of Immortalityなどに対応して戦場に出すことができれば対戦相手を即死に追い込むことができる。現実味は薄いが、春分/Vernal Equinoxやヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orreryとの組み合わせで可能。
- 「Gore」とはカード名で「血糊」と訳されてい通りの意味だが、単なる液体としての血と言うよりも、「生物の身体から流れ出てドロッとした血糊」とでも言うような、ややグロテスクな意味を含む言葉である。ゾンビもののスプラッタ映画等で人間の臓器を貪り食っているシーンを「ゴア・シーン」、またはそのような映画そのものを「ゴア映画」等と呼ぶ事からも分かるとおり、結構キツい表現である。