リーオッド・ダイ/Reod Dai

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リーオッド・ダイ/Reod Dai

傭兵、リーオッド・ダイ/Reod Dai, mercenary

暗黒時代サーペイディア/Sarpadiaの5つの地方(five corners)を股に掛ける男。 ライトバーの名将、アイケイシア/Icatiaの裏切り者、漆黒の手の教団員ゴブリンの御主人様(lord)、ヘイヴンウッド/Havenwood傭兵、泥魔術師(mud wizard)、サリッド/thallidを目覚めさせた者、スラル反乱/Thrull Rebellionの仕掛け人など数々の顔を持つ。

アイケイシア人ロビン・デイヴィーズ [#Robin]

本名Robin Davies(ロビン・デイヴィーズ)。アイケイシア出身。 Robin(「コマドリ」の意)という名前通り、コマドリの卵のような青い瞳をしている。 小説[Peace Shall Sleep]の表紙下手の人物(イラストに描かれている縁のある帽子と歩行用の杖は、作者Sonia Orin Lyrisの指定に無かったものだが、作者は気に入っている様子。作者サイト参照)。

ライトバー教団の精鋭部隊を率いる優秀なアイケイシア軍司令官。彼の名演説は兵士の愛国心を煽り、その士気を大いに高揚させる。

戦う敵を求め続ける国のあり方に疑問を抱きアイケイシアに離反し、忠実な部下たちと共に漆黒の手教団の傘下に加わる。 以後、アイケイシアの裏切り者として指名手配され、公の場で誰もその名を口にすることはなくなった。King Henry Joseph I(ヘンリー・ジョセフ一世王)によるものと思われる(H. Jの頭文字あり)手配書が後世に残っている。 だが、母国のお尋ね者となった後も、元部下のAaron(アーロン)や旧友Eliza(エリザ)などロビンを慕い続け、これは何かの間違いだと信じる者は少なくない。

この機にロビン・デイヴィーズの名を捨て、リーオッド・ダイを名乗る。

漆黒の手とジェンカの教え

漆黒の手教団ではGenkr Nik(ジェンカ・ニク)を導師(mantor)に仰ぎ、数々の魔術とジェンカ流の処世術を学ぶ。 アイケイシア軍隊流の直線的な考え方のリーオッドにとって、ジェンカの搦め手の生き方は目から鱗。人生の師と言っても良い人物となり、教団を離れた後も折に触れ、ジェンカの言葉を思い起こしては事態に対処している。リーオッドの座右の銘とも言える「常に別の手・抜け道がある」とはジェンカの教え。

ジェンカの手解きの元で様々な魔術を修得する。 リーオッドの魔術は一掴みの泥を放り投げる、という一連の動作が必要である(Melelki(メレルキ)曰く泥魔術師)。 特にドラゴンに関連した魔術に長け、ドラゴンの卵を孵化させ、チビ・ドラゴン/Dragon Whelpを制御し、爆弾のようにドラゴンの身体を爆発させる。ドラゴンの生態にも詳しい。 他にも隠密行動用の不可視化の魔法や変装を補助する外見変化の術も使う。 やけっぱちになって魔法のエネルギーを直接ぶつける描写もあるが、本来そういった直接攻撃の呪文は扱わない。

流転の身

教団を後にすると大陸各地を放浪する。 ドワーフの都市Teedmar(ティードマー) Gurn Keep(ガーン砦) では信用を勝ち得て一目置かれる存在となる。 また、ヘイヴンウッドの上座ドルイド/Elder Druidと契約を交わし、オーク・ゴブリンを軍事教練している。その際、ゴブリンの凧戦太鼓などの新兵器を与える。メレルキからドラゴンの卵を買い付けるようになったのもこの頃。

行く先々の国の言語を流暢に扱う。 母国アイケイシアは当然として、エルフ語や漆黒の手教団のHigh Temple Speech(高位寺院語)とLow Temple Language(低位寺院語)、goblin-orc battle tongue(ゴブリン=オーク戦闘語)、更にドワーフ語は南部Crimson Peaks(クリムゾン・ピークス)訛りすら喋り分ける。 おそらくヴォーデイリア/Vodalia語も修得していると思われる。

タムン

真の愛を知らぬリーオッドはドワーフの娘Tamun(タムン)と運命的に出会う。 男性を骨抜きにするheat期のタムンに魅了され、タムン母子に同伴しヘイヴンウッドの森へと向かう。この旅がサーペイディアに数々の事件を巻き起こすことになるとも知らずに…。

登場カード

訳語 [#translate]

「Reod Dai, mercenary」は、第5版ゴブリン・ウォー・ドラム/Goblin War Drumsフレイバー・テキストで「傭兵、リーオッド・ダイ」と訳されている。

  • 「Reod」は古英語で「血色がよい」、「赤い」を意味する単語。イギリス系男性の名前。

参考

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