無効/Annul
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アーティファクトかエンチャント呪文のみを対象に取れるカウンター呪文。
エンチャントやアーティファクトはコンボデッキのキーカードとなることが多い。特にアーティファクトは、マナ・アーティファクトによって序盤からマナ加速することにも貢献するため、そのようなデッキに対して対抗呪文/Counterspellよりも軽い1マナで対策できるということで非常に強力。
ウルザ・ブロックもミラディン・ブロックもアーティファクトやエンチャントが強力なブロックであり、それらを多用するデッキがメタゲームの中心に存在していた。そのため、スタンダードでもサイドボードや場合によってはメインデッキから4枚採用されることも珍しくなかった。スタンダード落ちしてからも、エクステンデッドやエターナルでコンボデッキの対策としてサイドボードによく採用される。
- Artifact Blastや光明/Illuminationという亜種が存在する。しかし打ち消しという効果がこれらの色には似合わないということで、適正な色に変えると同時に強化されることになった。
- 実はミラディンに再録する際、これを止め新たに「アーティファクトのみを打ち消す」カードを作るという話もあった。しかし1つ前のオンスロート・ブロックにおいて、エンチャントを軸にしたアストログライドが存在したため、それならということでエンチャントを打ち消せる無効を採用したとのこと。
- 後のミラディン包囲戦でエンチャント呪文を打ち消せない代わりにアーティファクトをバウンスするモードを得た鋼の妨害/Steel Sabotageが登場した。
- ミラディン版のイラストで「無効」化されているのは彩色の宝球/Chromatic Sphere。→参考