ハイドラ
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ハイドラ/Hydraは、クリーチャー・タイプの1つ。
初出はリミテッド・エディションのRock Hydra。古代のハイドラ/Ancient Hydraがネメシスで登場してからしばらく新種は登場していなかったが、ラヴニカ・ブロックでは3種が、続く時のらせんブロックでも1種が登場。アラーラの断片ブロックでも3種登場し、その後基本セット2010からは白の天使、青のスフィンクス、黒のデーモン、赤のドラゴンに並ぶ緑を象徴するクリーチャー・タイプと位置付けられ(参考、邦訳)順調に数を増やしている。ギリシャ神話をモチーフにしたテーロス・ブロックでは人間を脅かす怪物の筆頭として英雄vs怪物に世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eaterが先行収録。特殊セットとしてチャレンジ・デッキ「ハイドラとの対峙」が発売されている。
初期は赤のクリーチャーであったが、ラヴニカ・ブロック以降は緑を象徴するクリーチャーとして位置づけられた。数少ない5色クリーチャーである大祖始/Progenitusも擁する。
「複数の首を持つ怪物」のイメージを受けつぎ、+1/+0や+1/+1などのカウンターを使って「頭」を表現するように作られているものがほとんどである。赤のハイドラはカウンターを消費してダメージを与える能力を持つものが多いが、これは元ネタのハイドラにはない能力。
ハイドラ・トークンを出すカードにハイドラの繁殖主/Hydra Broodmasterがある。
伝説のハイドラは憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seed、大祖始/Progenitus、世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eaterの3体が存在する(テーロス現在)。
- ニクスへの旅現在、古代のハイドラ/Ancient Hydraと機械仕掛けのハイドラ/Clockwork Hydraを除いて全てのハイドラの稀少度はレアか神話レアである。
- ギリシャ神話では「沼に住む大蛇」として扱われているが、5色の大祖始以外に黒を含むハイドラは作られていない。
- 複数の首、というと日本のヤマタノオロチが思い浮かぶが、神河ブロックにハイドラのカードは登場していない。大口縄/O-Kagachiがそれに該当するか。
- もともとギリシャ神話の怪物で、そこでは「『複数の首を持つ蛇』という姿で、そのすべての首を失わないかぎり死なず、しかも強力な生命力で次々と新しい首を増やす能力を持つ」という、不死身の怪物として描かれている。「ヒュドラ」や「ヒドラ」などと訳されることもある。(→Wikipedia:ja:ヒュドラー参照)
- 唯一憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seedのみは伝説上の多頭の蛇ではなく、実在する刺胞動物のヒドラ(Hydra)をモチーフに描いている。詳細は憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seedの項を参照。