順位取り
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順位取り (レアドラフト)とは、ドラフトで使用したカードの分配方法の1つ。参加者全員のカードを集めておき、卓内で順位の高かったプレイヤーから希望のカードを取っていく。
総取りでは運悪く負けた人が気の毒だし、取りきりだと高価なカード目当てのピックが増えて面白くない――というような考え方にもとづく折衷案である。
優秀な成績をおさめたプレイヤーほど良いカードが手に入る仕組みなので、これが賞品の授与をかねていることも多い。また、成績が良くなかったプレイヤーもある程度のカードを持ち帰れるので、「損をした」気分になりにくいという利点もある。しかし、試合が終わったあとでも賞品のピックで少々時間がかかる事と、やむを得ず途中で抜けなければならなくなった場合どうするか…といった欠点もある。(大抵は賞品を得る権利を放棄することになるため、損をする。この問題は総取りの場合も発生する) また、「ピック後、トーナメント開始前にトーナメントからの退出を選択した場合に限り、ピックしたカードをそのまま持ち帰れる」というルールがあるので、高額カードをピックしてそのままゲームを行わずにトーナメント退出するプレイヤーが出る場面は、リミテッドを多く遊ぶ人ならばそれなりの頻度で目撃しているであろう。
- 対象になるカードはレアとプレミアム・カードというのが普通だが、場合によっては高額なアンコモンなども含まれることがある。こういった条件は事前に決めておかないとトラブルのもとになるので、注意したい。
- たとえば「レアとプレミアム・カードは順位取り、アンコモン以下は取りきり」というように、ハッキリさせておくと安心である。
- カードの扱いの荒いプレイヤーがいると、せっかくのプレミアム・カードや高額レアがグッドやプアの状態にされて価値を激減させられる為にトラブルの元となりやすい。特に、構築では自分のカードを大事に扱うのに、リミテッドでは自分の物になるかどうかわからない為に乱暴に扱う(スリーブなしでハンド・シャッフルを行う、TCGではまずやらない荒いシャッフル技法…例えば、マシンガン・シャッフルやウォッシュ・シャッフルを行うなど)プレイヤーがいる場合、状態が悪いカードは代わりにカードを傷めたプレイヤーに(ジェム・ミント相当の価格で)買い取らせて現金を得ることを選んでもよい、などの取り決めが必要かもしれない。