ルクサの恵み/Bounty of the Luxa
提供:MTG Wiki
Bounty of the Luxa / ルクサの恵み (2)(緑)(青)
エンチャント
エンチャント
あなたの戦闘前メイン・フェイズの開始時に、ルクサの恵みの上から洪水(flood)カウンターをすべて取り除く。これによりカウンターが1個も取り除かれなかったなら、ルクサの恵みの上に洪水カウンターを1個置き、カードを1枚引く。これによりカウンターが取り除かれたなら、(◇)(緑)(青)を加える。
毎ターン、1ドローか3マナを交互にもたらしてくれるエンチャント。
1枚でドローとマナ加速を行えると言えば聞こえはいいが、両方を交互に行うので必ずしもその時に欲しい方が手に入るとは限らないのがネック。特にマナ加速の方は戦場に出てから2ターン後かつメイン・フェイズにしか使えないため、やや癖のある性能である。出してしまえはドローも合わせて高マナ域へのアクセスがほぼ確定するので、ランプのような重いカードを使うデッキなら出番があるか。
- 水銀の泉/Quicksilver Fountainや水大工の意思/Aquitect's Willと同じ洪水カウンターを用いるカードだが、その2枚とは使い方が異なる。
ルール
- 何らかの効果でルクサの恵みの上に2個以上の洪水カウンターが置かれていても、能力が解決したならそれらはすべて取り除かれる。複数個の洪水カウンターが取り除かれた場合も、マナ・プールに加えられるのは(◇)(緑)(青)のみである。
- 誘発型能力がスタックにある間にルクサの恵みが戦場を離れた場合、能力は解決されるが、「洪水カウンターを取り除く」処理を実行することはできない。したがって戦場を離れる前の洪水カウンターの有無に関わらず、あなたはカードを1枚引く。
開発秘話
これはエジプト文明を育んだ大河、ナイル川からトップダウン・デザインで作られたカードであり、「周期的な増水」と「川の氾濫がもたらす恵み」の両方を表している。前者は潮汐カウンターを用いて潮の満ち引きを表すHomaridから着想を得て、洪水カウンターの有無で表されることになった。
後者は2つの効果で表されている。緑の効果であるマナ生産は、氾濫がもたらした肥沃な土壌による、成長と豊穣に対応している。青の効果であるドローは、人間社会の進歩と発展に対応している(古代エジプトでは氾濫の時期を正確に予測するために太陽暦が作られ、氾濫に見舞われた農地を元通り配分するために測量術や幾何学が発達した)。ドローの方が強力な効果であるため、そちらを先に得られるようになっている[1][2]。
脚注
- ↑ Bounty of the Luxa/ルクサの恵み(Card Preview 2017年4月7日 Quinn Murphy著)
- ↑ Amonkhet Talking, Part 1/『アモンケット』語り その1(Making Magic 2017年4月24日 Mark Rosewater著)