連弾炎/Pyromatics
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インスタント
複製(1)(赤)(あなたがこの呪文を唱えるとき、あなたがその複製コストを支払った回数1回につき、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。)
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。連弾炎はそれに1点のダメージを与える。
イゼット団が擁する複製持ち軽量インスタント火力。インスタントになったゴブリンの大砲/Goblin Cannonといったところか。
割り振り可能で、その時々のマナ具合によって火加減を調節できる、というX火力のような特徴を持つが、2マナで1点というそのコスト・パフォーマンスが大問題。 過去の割り振りX火力であるMeteor Showerやとどろく雷鳴/Rolling Thunderさえもその効率を理由に不採用になりがちだったため、それらに比べてもさらに効率の悪いこれに出番があったかどうかはお察し。 とは言え「元のマナ・コストと複製コストが同じ」という複製持ちカードのデザイン上、ダメージが2点だったりマナ・コストが1マナだったりしたらそれこそコスト・パフォーマンスが他のX火力達の上位互換となり、だからと言って3マナ2点などにすると、同じイゼットの電解/Electrolyzeと被り、また複製を活かす機会も減ってしまう。苦肉の調整の結果だったことが推察できる。
一方で除去が貴重なリミテッドでは普通に採用できる。ラヴニカ・ブロックには小型でかつ強烈な能力を持つクリーチャーが多いため、小さめの火力でも役立つ機会が多く、また即座に除去したいケースが多いためインスタントな点も地味に便利。 また、コピーの性質上「打ち消しや対象変更に強い」という利点があるため、色拘束を問題としない無限マナを発生させるコンボデッキの決め技にも適している。この場合は苦悩火/Banefireあたりがライバルとなるか。
「交錯の混乱/Muddle the Mixtureでサーチでき、打ち消しに強い」という点を買われ、PauperのFreed Comboで採用されている。