殺戮の暴君/Carnage Tyrant
提供:MTG Wiki
高マナレシオ、打ち消されない、呪禁にトランプルと、シンプルにして強力なメリット能力の詰まった緑のファッティ。
安定展開と突破力、除去耐性を兼ね備えており、特に対コントロールへの性能は折り紙付き。重さを除けば、単体で隙のない優れた戦闘力を持つため、この手のカードにありがちなメタゲームへの左右されやすさも減じており、メインデッキからの投入にも十分堪え得るスペックである。
登場時点でイクサランのトップレアとなっており、スタンダードでは赤緑恐竜で、メインとサイドに散らして3~4枚が採用される。ティムール・エネルギーなど緑が関わるミッドレンジ~コントロール寄りのデッキでも単体での高いカードパワーが評価され採用率が高い。環境における強力な全体火力の破滅の刻/Hour of Devastationに耐えられるのも強み。ローテーション後も引き続き対コントロールデッキ用の戦力として、ゴルガリ・ミッドレンジやセレズニア・トークンなどの緑絡みのデッキのサイドボードに仕込まれている。
- 同じセットの巨大な戦慄大口/Colossal Dreadmawや、板金鎧の破壊屋/Plated Crusherなどの上位互換。
- スタンダードで青赤コントロールが支配的になった場合の安全弁としてデザインされた。7/6というサイズは、奔流の機械巨人/Torrential Gearhulkを乗り越えられるようにするためのものである[1]。
- その反面青白コントロールに採用される残骸の漂着/Settle the Wreckage やターボネクサスに採用される濃霧/Fog系の呪文には無力な為コントロール全体を抑え込むには至らなかった。
参考
- ↑ Balancing Standard Formats/スタンダード・フォーマットのバランスを取る(Play Design 2017年9月22日 Melissa DeTora著)