殺戮の暴君/Carnage Tyrant
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高マナレシオ、打ち消されない、呪禁にトランプルと、シンプルにして強力なメリット能力の詰まった緑のファッティ。
安定展開と突破力、除去耐性を兼ね備えており、特に対コントロールへの性能は折り紙付き。重さを除けば、単体で隙のない優れた戦闘力を持つため、この手のカードにありがちなメタゲームへの左右されやすさも減じており、メインデッキからの投入にも十分堪え得るスペックである。
登場時点でイクサランのトップレアとなっており、スタンダードでは赤緑恐竜で、メインとサイドに散らして3~4枚が採用される。ティムール・エネルギーなど緑が関わるミッドレンジ~コントロール寄りのデッキでも単体での高いカードパワーが評価され採用率が高い。環境における強力な全体火力の破滅の刻/Hour of Devastationに耐えられるのも強み。ローテーション後も引き続き対コントロールデッキ用の戦力として、ゴルガリ・ミッドレンジやセレズニア・トークンなどの緑絡みのデッキのサイドボードに仕込まれている。同系のミラーマッチやジェスカイ・コントロールなど、除去や打ち消しに頼ったデッキがメタゲームに多いと予想される場合にはメインデッキから投入されることもある。ただしジェスカイ・コントロール側も絶滅の星/Star of Extinctionをサイドボードに用意していることがあるので、手札破壊などでサポートをしたい。
モダンやヴィンテージでは、緑単トロンやオースのサイドボードに投入されることがある。
- 同じセットの巨大な戦慄大口/Colossal Dreadmawや、板金鎧の破壊屋/Plated Crusherなどの上位互換。
- スタンダードで青赤コントロールが支配的になった場合の安全弁としてデザインされた。7/6というサイズは、奔流の機械巨人/Torrential Gearhulkを乗り越えられるようにするためのものである[1]。
脚注
- ↑ Balancing Standard Formats/スタンダード・フォーマットのバランスを取る(Play Design 2017年9月22日 Melissa DeTora著)