演劇の舞台/Thespian's Stage
提供:MTG Wiki
ヴェズーヴァ/Vesuvaと比較したときの利点は、単体で無色マナを生み出すアンタップインの土地として機能すること、状況に応じてコピーする土地を臨機応変に変えられること、後から戦場に出る土地をコピーできること。一方で欠点は、コピーするたびにマナが必要なことと、そのたびにタップされてしまうこと。コピーする土地が持つ戦場に出ることに対する置換効果やCIP能力が機能しないことは、利点にも欠点にもなり得る(後述)。
通常のデッキでは多色土地の枚数を増やすだけで十分であり、コピーが必要な場合も多くの場合はヴェズーヴァの方が優秀。このカードは特性を活かし、暗黒の深部/Dark Depthsとのコンボ(後述)を用いるデッキに投入したい。
- イラストではアグルス・コスがディミーアの前ギルドマスター、ザデックと対峙する場面を演劇として観客に見せている(Who's on the Stage? )。
戦場に出ることに関連する能力
- CIP能力が誘発しない。
- バウンスランドのようなデメリットとなるCIP能力を無視できる一方で、微光地/Glimmerpostなどのメリットも受けられない。
- 戦場に出ることに影響する常在型能力(置換効果)が機能しない。
- 焦土/Scorched Ruinsなどのデメリットを無視できる。
- 魂の洞窟/Cavern of Soulsでクリーチャー・タイプを指定できない。
- 戦場に出る際に置かれるはずのカウンターが置かれない。宝石鉱山/Gemstone Mineなどのマナ能力を起動できなくなる一方で、暗黒の深部/Dark Depthsをコピーすると即座にトークンを生み出せる。
- 以前は暗黒の深部とのコンボは鏡の画廊/Mirror Galleryがなければ意味がなかったが、基本セット2014でレジェンド・ルールが変更されて以降は演劇の舞台の側を選んで残せるようになったため実現可能となった。この変更によってレガシーではこのギミックを使用したデッキが台頭してきた。
- アルティメットマスターズでは暗黒の深部と共に収録されたため、レア+神話レアの組み合わせだがリミテッドでこのコンボが実現可能。
ルール
- 能力のルールに関してはクローン/Clone、コピー可能な値のページも参照。
- コピーする起動型能力を得るのは種類別の第1種のコピー効果に含まれるコピー可能な値である。種類別の第6種ではない。
- コピーする効果には期限はない。ターンが終了してもコピー効果は継続する。
- コピーした際には、コピーする起動型能力は引き続き持つが、無色マナを生み出す能力はなくなる。
- サブタイプや特殊タイプ、カード名などもコピーする。
- コピーした土地が戦場に出るに際して行った選択はコピーされない。
- 例えば魂の洞窟をコピーした場合、クリーチャー・タイプは何も選択していないことになる。
- コピーした土地の上に置かれているカウンターの数はコピーされない。また他の土地をコピーしても、この上に置かれていたカウンターは取り除かれない。
参考
- The Absolution of the Guildpact/ギルドパクトの赦し(Uncharted Realms 2013年1月16日 Adam Lee著)
- コピーカード
- カード個別評価:ギルド門侵犯 - レア
- カード個別評価:アルティメットマスターズ - レア