写本裁断機/Codex Shredder
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アーティファクト
(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚切削する。(そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを自分の墓地に置く。)
(5),(T),写本裁断機を生け贄に捧げる:あなたの墓地にあるカード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
自身を生け贄に捧げることで新たな芽吹き/Regrowthを撃てる石臼/Millstoneの亜種。
元手が1マナかつ起動にもマナが不要と同種のアーティファクトの中でも最軽量だが、その分効果も小さく、ライブラリー破壊としても墓地肥やしとしてもかなり地味。一方回収手段としては計6マナとかなり重いもののカード・タイプを問わないので汎用性が高く、自分自身の墓地肥やしとのセルフシナジーもあるため、そこまで悪くない。
リミテッドでの主な役割は貴重な除去やフィニッシャーの再利用で、どちらかと言えばシールド向け。活用を使うデッキでは積極的に自分のライブラリーを削るのも有効。他にもアゾリウスの魔除け/Azorius Charmと組んでの完全除去、厄介な闇の帰還者/Dark Revenantへの対処といった使い道がある。
構築では普通に使えばどちらの能力も物足りないが、アーティファクトでカード・タイプを問わない回収、というもの自体が珍しいため、特殊なデッキなら採用され得る。例えば心理のらせん/Psychic Spiralや洞察のランタン/Lantern of Insightとの相性はよく、そのカードの鍵となる動きに加えて、墓地に落ちてしまったキーカードを回収することもできる。洞察のランタンとライブラリー破壊アーティファクトをキーカードに据えたランタンコントロールでは真っ先に投入されるライブラリー破壊アーティファクトである。また、以下の手順でサニー・サイド・アップによく似た無限ループを形成する(第80回:浅原晃のデッキ構築劇場・ラヴニカギルド対決-「至高のアゾリウスVS究極のゴルガリ」も参照)。
- 土地やマナ・アーティファクトから白マナ1つを含む9マナを引き出す。
- ゴルガリの死者の王、ジャラド/Jarad, Golgari Lich Lordなど、何らかの手段でそれらマナ源を墓地に置く。
- 写本裁断機を生け贄に捧げ、墓地の信仰の見返り/Faith's Rewardを手札に戻す。
- 信仰の見返りを唱え、写本裁断機とマナ源をアンタップ状態で戦場に戻す。
- 1.に戻る。
- 対象の指定はコストの支払いよりも前に行われるので、生け贄に捧げられた写本裁断機自身を手札に戻すことはできない。
- ライブラリー破壊カードとしては点数で見たマナ・コスト含め、垂れ流しの達人/Cathartic Adeptに近い。
- 日本語版カードのテキスト欄の下部には、本来フレイバー・テキストが入っていたかのような空白がある。英語版には空白も、勿論フレイバー・テキストも存在していない。