イマースターム/Immersturm
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- イストフェル/Istfell(白青、スピリット)
- カーフェル/Karfell(青黒、ゾンビ)
- イマースターム/Immersturm(黒赤、デーモン)
- ノットヴォルド/Gnottvold(赤緑、トロール)
- ブレタガルド/Bretagard(緑白、人間)
- シュタルンハイム/Starnheim(白黒、天使)
- セルトランド/Surtland(青赤、巨人)
- スケムファー/Skemfar(黒緑、エルフ)
- アクスガルド/Axgard(赤白、ドワーフ)
- リトヤラ/Littjara(緑青、多相の戦士)
イマースターム/Immersturmは、カルドハイム/Kaldheimを構成する領界/Realmの一つ。主要種族はデーモン/Demonで、色は黒赤[1]。
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解説
イマースタームは火、デーモン/Demon、絶え間ない戦争の地だ。稲妻が空に轟く中、デーモンの略奪者は炎の船で燃える海を渡り、略奪可能な他の領界/Realmへの道を求めてイマースターム中を調べ回る。神々はイマースタームの周りに強力なルーンの護法を張り、デーモンたちをここに閉じ込め、他の領界で大惨事を起こすことのないようにしてきたが、その護法も完全ではなく、デーモンが脱出手段を見つけるのは時間の問題でしかない。
イマースタームの炎が止むことはない。海は火でできており、空は消えることのない雷雲に照らされている。デーモンたちが住まうのは、鋭く容赦ない黒岩でできた、燃える陥没孔がいくつも開いている、荒涼とした山岳地帯だ。デーモン以外の全生物にとって有毒なガスが亀裂から噴き出し、空に渦巻く。イマースタームに植生はない。唯一の野生の「動物」は、火の孔から湧き出すエレメンタルの炎の体を持つ獣だけだ。
敵対するデーモンの族長同士は戦いのため、血に染まったエルスカルの戦場/The Fields of Elskulへと赴く。デーモンはイマースタームを離れることができないので、戦う相手は同族だけであり、その飽くなき血への渇望は、昼も夜も絶え間なく、黒き戦場で大規模な戦が猛威を振るっていることを意味する。何らかの理由があって戦う者や、他のデーモンへの恨みを抱いて戦う者はほとんどいない――彼らは単に、戦いたいから戦うのだ。
血の岩山/The Bloodcragは、イマースタームの黒き山脈の奥深くにある火山だ。そのカルデラで沸騰するのは溶岩ではない――血だ。というのも、血の岩山はすべてのデーモンの発生源だからだ。デーモンがデーモン以外の生物を殺戮するたびに(どのデーモンも機会があれば必ずそうする)、犠牲者の血は魔法で血の岩山に転送される。デーモンの征服で得られた煮え滾る血がカルデラの縁に達すると、新たなデーモンが生まれる。しかしながら、ルーンの護法がデーモンたちをこの領界に閉じ込めているため、新たな犠牲者は不足しており、長年にわたって血の岩山から新たなデーモンは生まれていない。
デーモンが他の領界から略奪を行うことに成功すると、その者は戦利品を地下のヘリールの宝物庫/The Vaults of Hellirに預ける。燃える海の下の迷宮のような部屋で、古代文明のアーティファクトと遥か昔に失われた秘儀的な秘密が、何世紀も埃を被っている。
登場
登場作品・登場記事
- Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 2/プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その2(Magic Story 2021年1月14日 Ari Zirulnik and Jenna Helland著)
その他
- 初出はプレインチェイスで、このときはヴァラ/Vallaと呼ばれる次元/Planeの地名であり、戦争と渾沌と稲妻の絶えない嵐の領域であるとされた[2]。その後、11年以上が経ったカルドハイムにて再登場。カルドハイム/Kaldheimを構成する領界/Realmの一つであり、デーモン/Demonの住まう火と戦争の世界であるとされた。ヴァラとカルドハイムの関係については不明である。
- モチーフは北欧神話における九つの世界の一つに数えられることのある、灼熱の世界ムスペルヘイムか。
脚注
- ↑ Norsing Around, Part 1/北方へ その1(Making Magic 2021年1月11日 Mark Rosewater著)
- ↑ The Planes of Planechase(Savor the Flavor 2009年9月2日 Doug Beyer著)