副陽の接近/Approach of the Second Sun
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Approach of the Second Sun / 副陽の接近 (6)(白)
ソーサリー
ソーサリー
この呪文があなたの手札から唱えられ、かつ、あなたがこのゲームで《副陽の接近/Approach of the Second Sun》という名前の他の呪文を唱えていたなら、あなたはこのゲームに勝利する。そうでないなら、副陽の接近をオーナーのライブラリーの一番上から7枚目に置き、あなたは7点のライフを得る。
アモンケットで登場した勝利条件カード。1回目はただの効率の悪いライフ回復呪文だが、2回目は王神/God-Pharaohの帰還と勝利を約束してくれる。
実質的な条件はゲーム中に2回唱えるのみで打ち消し以外で妨害しにくいが、マナ・コストの重さと2回目の手札から唱えるという条件が悪用を難しくしている。マナ・コストの踏み倒しは禁止されていないが、登場時のスタンダードでの有力な踏み倒し手段である霊気池の驚異/Aetherworks Marvelでは勝利条件を満たさない。
如何に重さと2回目までのタイムラグを解消するかがこのカードを活用する条件となるが、スタンダードでは大量マナ大量ドローの2点を達成するコンボデッキ、新たな視点のエンドカードの地位を得た。また破滅の刻参入後は、青白コントロールのエンドカードも務めている。
単体で完結しておりリミテッドでも勝利を狙えるが、7マナを捻出してからさらに7ターン後まで耐え切るためのデッキ構成が必要となる。アーキタイプがランプ戦略である緑青の隠し玉として採用する手もある。
- 予期/Anticipateや占術などのライブラリーを掘り下げる効果とは特に好相性であり、青白コントロールではそれらのカードが積極的に採用される。
- 7マナ、7点のライフ、ライブラリーの上から7枚目、と王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaohとの関連性を示唆している。
- アモンケット版のイラストを手掛けたNoah Bradleyは後に不祥事のため、今後アートが製品に再録されることはないとウィザーズ社より声明が出された[1]。アモンケットリマスターにて収録された際には、同じくBradleyがイラストを手掛けた大瀑布/Cascading Cataracts、黄昏+払暁/Dusk+Dawnと共に声明の通り新規イラストにて収録された。
ルール
- 領域を移動したオブジェクトは以前の情報を失い新しいオブジェクトとして扱われる。ライブラリーに戻った副陽の接近をもう一度唱えても、「『副陽の接近』という名前の他の呪文を唱えていた」という条件は満たされる。
- あなたのライブラリーが6枚未満の場合、副陽の接近はライブラリーの一番下に置かれる。あなたのライブラリーが7枚以上ならば、あなたはライブラリーの上のカードの表を見ずに6枚どけ、副陽の接近を置いて元に戻す。
- 2回目は手札から唱えないとゲームの勝利にならないが、1回目は手札以外から唱えていても勝利条件を満たす。
- 腹黒い意志/Insidious Willなどでスタック上の副陽の接近をコピーしても、それは唱えられていないので、1回目も2回目にも数えない。そのコピーは単に7点のライフを回復するのみの効果となる。
- 1回目は「唱えて」さえいれば、それが解決されていなくてもよい。打ち消されたりスタックから追放されたりしていても、あるいはスタックに残っていても、勝利条件を満たすことができる。
- スタック上の呪文を手札に戻す効果を利用すれば、2回目用にカードを引き込むまでのタイムラグを短縮できる。登場時のスタンダード環境でも腹背+面従/Failure+Comply、非実体化/Unsubstantiate、粗暴な排除/Brutal Expulsion等で実現可能。
- 1回目の副陽の接近が手札から唱えられ、その解決前に別の副陽の接近が唱えられた場合、1回目の方も勝利条件を満たすことになる。スタンダードでは太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocationとの組み合わせが実用的で、(運にも左右されるが)2枚で勝利できるコンボとなる。
- 2回目を唱え、解決した後はライブラリーに戻らず墓地に置かれる。大乱闘戦などの多人数戦かつ影響範囲の選択ルールを用いるフォーマットで使用する場合は注意。
- 試練に臨むギデオン/Gideon of the Trialsの紋章などであなたの勝利が禁止されている場合に2回目に手札から唱えた副陽の接近が解決された場合、ライフを回復することもなくライブラリーにも戻らない。解決後、それは墓地に置かれる。
脚注
- ↑ STATEMENT REGARDING NOAH BRADLEY (ウィザーズオブザコースト公式サイト 2020年6月22日)