ディミーアの魔除け/Dimir Charm
提供:MTG Wiki
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・ソーサリー呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
・パワーが2以下のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上から3枚のカードを見る。そのうちの1枚を戻し、残りをそのプレイヤーの墓地に置く。
ラヴニカへの回帰ブロックの魔除けのディミーア版。モードはカウンター、単体除去、ライブラリー操作。
青のモードは被覆/Envelop。打ち消したいソーサリーと言えば全体除去だが、青黒はビートダウンがあまり得意な色ではない。青黒コントロールで使う場合は手札破壊やロボトミー/Lobotomy系の呪文が主な仮想敵となるだろう。登場時のスタンダードでもラクドスの復活/Rakdos's Returnなど、コントロールにとって致命的なソーサリーは少なくない。
黒のモードは虫つぶし/Swat。ウィニーや壁、システムクリーチャーに対して有効だが、普通のビートダウンで採用されるクリーチャーはパワー重視が多いので、効かない相手にはほとんど効かない場合もある。
青黒のモードはライブラリーの一番上の3枚から1枚を選んで残すライブラリー操作。自分のドローの質を上げるためにも、対戦相手のドローを腐らせるためにも使えるが、カード・アドバンテージを失ってしまう点が非常に痛い。普通に使うなら、優勢な場面での最後の一押しとして相手の反撃の芽を潰すのが最も効果的だろう。より積極的に使うのであれば、墓地肥やしを活かす、全体除去など辿り着きさえすれば1枚でディスアドバンテージをひっくり返すカードを入れておくなど、何らかの工夫が欲しい。
1番目と2番目のモードはどちらも1対1交換として優秀だが相手を選ぶ面が強く、構築で使われるかどうかは環境次第と言える。うまく効く相手だとドロー、呪文、盤面と触れられる範囲が広く、攻勢、守勢いずれでも運用できるカードとして期待できる。リミテッドでは単純に除去として有用だし、ライブラリー破壊戦略を取る場合はささやかながらその補助にもなる。
- 2013年8月のフライデー・ナイト・マジックで新規イラスト版のプロモーション・カードが配布された。(参考/翻訳)。
- ほかの魔除けと異なり実体が無い。穴の開いた部分がギルドシンボルに見えるようになっている。(Card of the Day - Wednesday, March 20, 2013)
- FNMプロモ版は、その穴から射した光がイラストになっている。
関連カード
サイクル
ラヴニカへの回帰ブロックの魔除けサイクル。いずれも2マナのインスタントであり、各ギルド/Guildに1枚ずつ存在する。3つのモードはそれぞれ、1色目にできることと2色目にできること、そして両方の色が共通してできることの組み合わせになっている(参考)。
- アゾリウスの魔除け/Azorius Charm
- イゼットの魔除け/Izzet Charm
- ラクドスの魔除け/Rakdos Charm
- ゴルガリの魔除け/Golgari Charm
- セレズニアの魔除け/Selesnya Charm
- オルゾフの魔除け/Orzhov Charm
- ディミーアの魔除け/Dimir Charm
- グルールの魔除け/Gruul Charm
- ボロスの魔除け/Boros Charm
- シミックの魔除け/Simic Charm