ハイタイド
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ハイタイド(High Tide)
旧エクステンデッドで、High Tideをベースにした大量マナ系チェイン・コンボデッキ。
インスタント
アーティファクトかクリーチャーか土地を選ぶ。プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールする選ばれたタイプのアンタップ状態のすべてのパーマネントをタップするか、そのプレイヤーがコントロールする選ばれたタイプのタップ状態のすべてのパーマネントをアンタップする。
ソーサリー
時のらせんを追放する。各プレイヤーは、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。あなたは土地を最大6つまでアンタップする。
Thawing Glaciersなどで土地を並べ、High Tideにより島/Islandの生み出す青マナの量を増加し、転換/Turnaboutやフリースペルで土地をアンタップさせ大量のマナを生み出す。
最後は大容量の天才のひらめき/Stroke of Geniusを撃ち込んでライブラリーアウトさせる。
そのスピードは速く、平均3ターンでコンボが決まる。
ウルザ・ブロック参入直後のHigh Tideデッキは精神力/Mind Over Matterを使用したMoMaの一種、ハイタイドモマが主流だったが、 ウルザズ・レガシーで新たなフリースペルを数多く手にしたため、このタイプが生み出された。 中でもドローとマナ加速を兼ねる時のらせん/Time Spiralや大あわての捜索/Frantic Searchは非常に凶悪である。
High Tideとパリンクロン/Palinchronのコンボは無限マナコンボとして有名。 具体的にはHigh Tideをプレイした後、島を6枚タップして(12マナ発生)パリンクロンをプレイし(残り5マナ)島をアンタップし、パリンクロンを手札に戻す(1マナ余る)という過程を繰り返す。
当時の環境では時のらせん/Time Spiralが使用できたこともあり、息切れしにくい構成だったことも流行の一因。 High Tideによって4UUというマナも払いやすく、フリースペル故にマナが加速され、しかもHigh Tideで失ったハンド・アドバンテージまで回復できた。 その凶悪さゆえに時のらせん/Time Spiralは1999年10月1日付けでエクステンデッドの禁止カードに指定されている。
詳細はソリダリティの項目を参照のこと。
サンプルレシピ
メインデッキ | サイドボード | ||||
1| style="background:#eeeeff"|クリーチャー | 4 | 知恵の蛇/Ophidian | |||
1 | パリンクロン/Palinchron | 2 | 無のロッド/Null Rod | ||
36| style="background:#eeeeff"|呪文 | 4 | 水流破/Hydroblast | |||
3 | 商人の巻物/Merchant Scroll | 4 | 紅蓮破/Pyroblast | ||
4 | 時のらせん/Time Spiral | 1 | 山/Mountain | ||
1 | 渦まく知識/Brainstorm | ||||
1 | 神秘の教示者/Mystical Tutor | ||||
4 | High Tide | ||||
2 | Arcane Denial | ||||
4 | 衝動/Impulse | ||||
4 | 対抗呪文/Counterspell | ||||
3 | 大あわての捜索/Frantic Search | ||||
3 | 転換/Turnabout | ||||
4 | Force of Will | ||||
3 | 天才のひらめき/Stroke of Genius | ||||
23| style="background:#eeeeff"|土地 | |||||
16 | 島/Island | ||||
3 | Volcanic Island | ||||
4 | Thawing Glaciers |
- 赤をタッチして紅蓮破/Pyroblastを使用し、ミラーマッチに強くしたパージョン。
- サイドボードに一枚差しされた山/Mountainは紅蓮破/Pyroblast用で、Thawing Glaciersでサーチしてくる。
- パリンクロン/Palinchronにあまり頼らない形。無限マナを狙うというよりは、チェイン・コンボ的な動きがメインである。