ギラプールの希望/Hope of Ghirapur
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ザンティッドの大群/Xantid Swarmに似た機能を持つ伝説のアーティファクト・クリーチャー。ただし対戦相手に戦闘ダメージを与える必要があり、かつ使い捨て。
無色でありながら1マナ1/1に飛行までついているので、そのままでも戦闘ダメージは通しやすい。とはいえほとんどのフライヤーに止められてしまい除去にも弱いため、確実を期すなら一工夫が必要になる。タイミング上、コンバットトリック等を通すためには使えず、戦闘後メイン・フェイズの呪文を確実に通す為に使うことになるだろう。
プレイ制限が課せられる期間があなたの次のターンまでと長いため、打ち消し対策の他に全体除去やコンボを1ターン遅らせる働きも期待できる。主にコンボデッキが安全確保のために採用したザンティッドの大群と異なり、こちらはウィニーなどが勝利までの時間稼ぎに採用することも考えられる。起動できるのは一回きりなので、どのターンに使っていくか見極めが肝心。多人数戦ならばより影響が大きく、一人を集中的に狙わせる作戦にも使える。
登場直後はあまり実績を残していなかったが、イクサラン参入後のスタンダードでは、アーティファクトシナジーを活用した黒赤ビートダウンなどで採用されている。環境のTier1に小型のフライヤーを用いるデッキが少なく、攻撃を継続しやすい点が追い風。
- 能力の対象は「このターンにギラプールの希望によって戦闘ダメージを与えられたプレイヤー1人」である。適切な対象をとれないなら能力を起動することはできない。
- 無色かつマナ総量が3以下である初めての伝説のクリーチャー。これにより、タイニー・リーダーズにおける3色以下の色の組み合わせ全てに対しての統率者が出揃った。
ストーリー
ギラプールの希望/Hope of Ghirapurは、ラシュミ/Rashmiとサヒーリ・ライ/Saheeli Raiが設計した飛行機械。テゼレット/Tezzeretによって次元橋/Planar Bridgeが悪用される前にそれを機能停止させる目的で造られた。
ドビン・バーン/Dovin Baanに攪乱装置を破壊されたが、飛行能力は残っていたためチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarとギデオン・ジュラ/Gideon Juraが乗り込み、霊気塔/The Aether Spireへ突入するために使われた。
登場作品・登場記事
- Breaking Points/起死回生(Magic Story 2017年1月18日 Doug Beyer著)
- Puppets/闇の手先(Magic Story 2017年1月25日 James Wyatt著)