テリシアの精神壊し/Terisian Mindbreaker
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Terisian Mindbreaker / テリシアの精神壊し (7)
アーティファクト クリーチャー — 巨大戦車(Juggernaut)
アーティファクト クリーチャー — 巨大戦車(Juggernaut)
テリシアの精神壊しが攻撃するたび、防御プレイヤーは自分のライブラリーにあるカードの枚数の端数を切り上げた半分の枚数のカードを切削する。
蘇生(1)(青)(青)(青)((1)(青)(青)(青):あなたの墓地にあるこのカードを戦場に戻す。これは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、またはこれが戦場を離れるなら、これを追放する。蘇生はソーサリーとしてのみ行う。)
攻撃するたびに防御プレイヤーのみに心の傷跡/Traumatizeと同等の効果を誘発させる巨大戦車。剃刀ヶ原の打つもの/Razorfield Thresherに能力を付与した形となる。
直接唱える場合は7マナという重さに対して6/4というP/Tが心許ない。切削効果を誘発できるのも早くとも次のターンであり隙も大きく、相手の墓地活用をサポートしてしまう点も辛い。
一方で青のトリプルシンボルさえ確保できれば、蘇生コストは4マナと比較的軽い。事前にルーティングや自分への切削等のお膳立ては必要だが、ライブラリーアウトを主軸に置いたデッキでは実質的に4マナの心の傷跡として運用することができる。
攻撃性能自体は悪くなく、パワー6によるライフに対して4ターンクロック、チャンプブロックや壁に対しても切削により5ターンでライブラリーアウトと2つの攻め筋による同時攻撃があり、絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerの廉価版といえなくもない。
リミテッドではフィニッシャーとして上々。7マナ払って戦場に出す機会もそれなりにあるだろう。2回ほど切削を使えれば後はのらりくらりとコントロールすれば大体勝てる。
- ただし、心の傷跡自体はどちらかというとナルコブリッジのように自分の墓地活用目的で使用実績のあるカードであり、本カードはその用途で使用できない点に注意。
- 攻撃するたびライブラリー破壊という能力は同時期のニューカペナの街角で登場した蒐集家、ザンダー卿/Lord Xander, the Collectorと似ている。もちろん他の能力は大きく異なるが、素出しにおいてマナの色を問わず、上記の通り蘇生で速攻をかけられる点はテリシアの精神壊しに分がある。こちらは切削枚数が端数切り上げなのもささやかながら有利なポイント。
参考
- ライブラリー破壊カード
- テリシア/Terisiare(背景世界/ストーリー用語)
- テリシア市/Terisia City(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:兄弟戦争 - レア