ランクル/Rankle
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ランクル/Rankleはエルドレインの王権初出のキャラクター。カードとしての初出はエルドレインの王権の悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks。
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解説
エルドレイン/Eldraineのフェイ/Fae。男性(イラスト)。
いたずら好きなフェイ達の間でも悪名高き存在で、悪ふざけの達人/Master of Pranksの称号を持つ。この種のフェイの残虐さから、その称号を得るために彼がいかに残酷な行為に手を染めてきたかは想像に難くないだろう。一方、犬が好きという一面もある。
- 日本語版では、一人称が「おいら」と訳されている。
- エルドレインの王権時点では、目玉収集家/Eye Collectorのフレイバー・テキストからフェイを統べる王ではないかと考察されており、当wikiでもそのように記述されていた。だが機械兵団の進軍のストーリーにおける展開や、フェイの王と明言されるタリオン/Talionが後に登場したことから、実際は王ではないと思われる。
「ランクル王がお会いになられる。王が望むのはちょっとした捧げ物だけだ。」
経歴
機械兵団の進軍
ある日、ランクルは仲間のフェイ達の前で「戴冠式」を行おうとするが、突然未来の臣下たちに攻撃される。同族すら悪質な悪戯の標的にする彼は、フェイの社会から疎まれていたのだ。
片翼を傷つけられ境界地/the Boundary Landへと出ていった彼は、語り部チュレイン/Chulaneから侵略の予言を聞くアヤーラ/Ayara女王を目撃する。アヤーラに一目惚れした彼は、惚れ薬を求めてエッジウォール/Edgewallの魔女/Witchを訪ねるが、薬は貰えず愛の花を探すことを勧められる。
探求の中で、彼は奇妙な獣――侵略者新ファイレクシア/New Phyrexiaの改宗獣/Converter Beastに襲われる。間一髪のところで彼を助けたのは、トーブラン/Torbranというドワーフ/Dwarfだった。彼は侵略者を罠に嵌める任務を負っており、そのための道具、願いを3つだけ叶える黄金の指輪をはめていた。
ランクルはトーブランに同行することになったが、その指輪の綺麗さに惹かれてトーブランが寝ている隙に盗み出してしまう。その上、お菓子と惚れ薬で2回分もの願いを消費してしまった。激怒するトーブランであったが、その直後、二人の目の前に飛び込んできたのは、完成化され新ファイレクシアの手先に成り下がったアヤーラたちであった。
絶望的な状況の中、谷に謎の裂け目が生じつつあった。トーブランは敵を裂け目に落とすため指輪を返すことを要求するが、ランクルは従わず、代わりに最後の願いを口にした――惚れ薬を雨にして降らせてと。ランクルに首ったけになった徒党は、足元も見ずに宙に浮かぶ彼へと向かっていき、裂け目へ身を投げることになった。だが突然、どこか古くて馴染みのある音が聞こえだす。それはトーブランの言う罠の正体、忌まわしき眠り/Wicked Slumberであった。ランクルは眠気と翼の傷で宙にいられなくなり、「崇拝者」達と同様に眠りの谷底へと落ちていった。
登場
- 悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks
- ランクルとトーブラン/Rankle and Torbran
- 冷酷なペテン師、ランクル/Rankle, Pitiless Trickster(Arena限定カード)
カード名に登場
イラストに登場
フレイバー・テキストに登場
- エルドレインの王権
- 目玉収集家/Eye Collector、胞子頭の蜘蛛/Sporecap Spider、巧妙な工作員、アリーラ/Alela, Artful Provocateur
- 機械兵団の進軍
- 機械蜘蛛の順応/Arachnoid Adaptation
登場記事・登場作品
- Planeswalker's Guide to Eldraine/プレインズウォーカーのためのエルドレイン案内(Feature 2019年10月31日 Chris Mooney著)
- March of the Machine | Eldraine: The Adventures of Rankle, Master of Love/サイドストーリー・エルドレイン編 愛の達人、ランクルの冒険(Magic Story 2023年3月22日 Jenna Helland著)
- The Legendary Team-Ups of March of the Machine/『機械兵団の進軍』の伝説のチームたち(Daily MTG 2023年 4月13日 Emily Teng著)