炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand
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Chandra, the Firebrand / 炬火のチャンドラ (3)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — チャンドラ(Chandra)
伝説のプレインズウォーカー — チャンドラ(Chandra)
[+1]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。炬火のチャンドラはそれに1点のダメージを与える。
[-2]:このターン、あなたが次にインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えたとき、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
[-6]:クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーを最大6つまで対象とする。炬火のチャンドラはそれらにそれぞれ6点のダメージを与える。
基本セット2012で登場した3種類目のチャンドラ。忠誠度能力は単体火力、呪文のコピー、全体火力。
- +1能力
- 任意の対象への1点火力。
- 歴代のチャンドラの1番目の能力と比べるとずいぶん使いやすくなったが、ボードコントロール性能はあくまで最低限のもの。環境にどれだけタフネス1のクリーチャーが存在するかで大きく評価の変わる能力と言える。クリーチャーではないためバジリスクの首輪/Basilisk Collarなどで接死を付与して除去力を増す事ができないのは残念なところ。
- 幸いにして、基本セット2012ではタフネス1のクリーチャーやイリュージョンが多く、その一方でシステムクリーチャーに継続して触れるカードが少ない。そのため、リミテッドなどでは非常に役立つ能力である。
- -2能力
- のちの二倍詠唱/Doublecast相当の、呪文のコピー。当時のカードでは余韻/Reverberateが近かった。
- 起動にマナが要らないので、唱えるためのマナを余す必要がある余韻と比べても極めて使い易くなっている。赤いデッキで単純に火力を倍化してもよいが、シングルシンボルによるタッチのしやすさを活かし、他の色の強力な呪文と組み合わせることもできる。20点ダメージを与えられるソリンの復讐/Sorin's Vengeanceなどが候補か。
- この能力自身は対象を取らないため、余韻と違い元の呪文が打ち消されていても最後の情報を元にコピーを作ることができる。
- 電位の負荷/Volt Chargeといった増殖付き呪文をコピーすると、2回の増殖を行えるため、忠誠度が3以上の状態から-2能力を使えば、結果的に忠誠度は減らない。
- 特にテゼレットの計略/Tezzeret's Gambitとは相性がよい。青を含まないデッキでも3マナ4ドロー忠誠度変化なしと破格の性能を発揮する。
- -6能力
- 最大6つの対象に撃てる6点火力。
- ビートダウン相手はもちろん、タイタン・サイクルなど多くのフィニッシャーも焼き払えるため、コントロール相手にも無駄になりにくい。もっとも、チャンドラ自身を忠誠度6まで守りきれる状況では、この能力の効果が薄い場合も多い。
- 割り振り火力ではなく、選んだ対象全てに6点ずつのダメージを与える。
- 最下層民/Pariahをつけたぬいぐるみ人形/Stuffy Dollをコントロールしていれば、対戦相手とぬいぐるみ人形とあなたを対象に取ることで、合計18点のダメージが相手に飛んで行く。忠誠度を伸ばすために使う+1能力のダメージも合わせるとゲームエンド。
過去2体のチャンドラと比べると、最も軽く、色拘束も薄く、能力も使いやすくなっている。登場時のスタンダード環境には強力な赤の4マナプレインズウォーカー、槌のコス/Koth of the Hammerがいるが、あちらはビートダウン・単色デッキ向け、こちらはコントロール・多色デッキ向けと異なる性格になっており、差別化はしやすい。
- 初のシングルシンボルのプレインズウォーカーである。
- 炬火(きょか)とはたいまつの火、またはかがり火のこと。これまでのチャンドラよりも火勢が落ち着いているイメージか。ちなみに、「Firebrand」は「煽動者」との意味合いも持つ。
関連カード
- チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar
- 燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze
- 炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand
- 紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster
- カラデシュの火、チャンドラ/Chandra, Fire of Kaladesh - 燃え盛る炎、チャンドラ/Chandra, Roaring Flame
- 炎呼び、チャンドラ/Chandra, Flamecaller
- 反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
- 紅蓮の俊英、チャンドラ/Chandra, Pyrogenius
- 勇敢な紅蓮術師、チャンドラ/Chandra, Bold Pyromancer
- 炎の職工、チャンドラ/Chandra, Fire Artisan
- 新米紅蓮術師、チャンドラ/Chandra, Novice Pyromancer
- 炎の侍祭、チャンドラ/Chandra, Acolyte of Flame
- 目覚めた猛火、チャンドラ/Chandra, Awakened Inferno
- 炎の憤怒、チャンドラ/Chandra, Flame's Fury
- 炎の心、チャンドラ/Chandra, Heart of Fire
- 炎の触媒、チャンドラ/Chandra, Flame's Catalyst
- 勝負服纏い、チャンドラ/Chandra, Dressed to Kill
- 希望の標、チャンドラ/Chandra, Hope's Beacon
- 火の後裔、チャンドラ/Chandra, Legacy of Fire
- 整炎師、チャンドラ/Chandra, Flameshaper
サイクル
基本セット2012のプレインズウォーカーサイクル。ギデオン・ジュラ/Gideon Juraとソリン・マルコフ/Sorin Markovは再録。
- ギデオン・ジュラ/Gideon Jura
- 記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept
- ソリン・マルコフ/Sorin Markov
- 炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand
- 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
基本セット2013のプレインズウォーカーサイクル。群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Prideと闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realmsは新規カード、それ以外は再録。イラストはいずれもD. Alexander Gregoryによるもの。
- 群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride
- 記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept
- 闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms
- 炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand
- 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
多色カードのプレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalkerも再録されている。
ストーリー
詳細はチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)を参照。