黒焦げ/Char
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オーク弩弓隊/Orcish Artilleryの能力の流れを汲む、スーサイドチックなインスタント火力。黎明期に存在した心霊破/Psionic Blastを、適切な色の役割で作り直したリメイクとも言える。
2点ダメージのデメリットはもちろん痛いが、3マナで4点ダメージという効率を考えると十分に甘受できるものである。多くの赤いデッキはデメリットをほとんど気にしないだろう。自分のライフが0になる前に対戦相手のライフを0にすればよいのだから。
どちらかといえば攻めの場面で強い火力だが、防御の場面でも悪くない。大型クリーチャーや(当時はまだ存在していなかったが)プレインズウォーカーなど、放っておいたら相当な量のダメージやアドバンテージを持っていくであろうカードを手早く除去できるなら、2点のライフも決して高い出費ではない。
色拘束も緩く、リミテッド、構築問わず、攻撃的な赤入りデッキの3マナ帯を充実させた。同じラヴニカ・ブロックの優良火力稲妻のらせん/Lightning Helixでライフ損失をカバーする例もある。エクステンデッド以降も活躍が見られたが、炎の投げ槍/Flame Javelinの登場後はそちらに出番を奪われた感がある。
- あなたを対象にした場合、合わせて6点ダメージをあなたに与える。非常に痛いので対象の変更にはくれぐれも注意。
- 電撃破/Lightning Blastが4マナなので、1マナの代わりにライフ2点を支払っているようなものと言える。ファイレクシア・マナなどの例も思えば、妥当なコスト設定である。
- 時のらせんのタイムシフトカードとして、心霊破/Psionic Blast自体も復活。スタンダード環境では両者が共存している。
- フレイバー・テキストの 「なので」 の使い方に違和感を覚えるとの声もある。
- 形容動詞の連体形「〜な」、もしくは助動詞「だ」の連体形「な」と助詞「ので」がくっついて「なので」となったもので、砕けた口語ならともかく(独立して)接続詞として用いるのは正しくないのである。「だから」 「ゆえに」などを用いるのが自然かも知れない。
イゼットの魔道士は魔法の試薬を胡散臭い筋から手に入れることがしばしばある。なので、彼らの呪文の効果も予測しがたい。