Chandler
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解説
再利用可能なアーティファクト・クリーチャーの除去能力を持つクリーチャー。 モーニングタイド現在、2種類しかないコモンの伝説のクリーチャーの1つ(もう1つはJoven)。
マナ・コストの割りにサイズは標準的で、能力の起動コストも重く、実戦級かというと無理はある。
- 能力はJovenと対になっている。ただし、マナ・コストはわずかに違う。「アーティファクトのクリーチャー化」や「クリーチャーのアーティファクト化」はいろいろと手段があるが、逆の能力(アーティファクトやクリーチャーといったタイプの削除)はほとんどないため、ことこういったシナジーの可能性については、ChandlerのほうがJovenよりは大きいだろう。
- 例えば定番のコンボにアシュノッドの人体改造器/Ashnod's Transmograntで相手クリーチャー1体を破壊するものがある。赤の苦手とする高タフネスクリーチャーを破壊できるのが魅力。
ストーリー
チャンドラー/Chandlerは第31世代期のウルグローサ/Ulgrothaのならず者・盗賊。男性。黒髪で、白と黒のマーブル模様のキャップを被り、ヒョロ長い顔つきに、油断ならない笑みを浮かべ、皮肉が利いた口調の悪党(イラスト)。
自らも認める盗みの腕はかなりのもの、秘法を盗んでは売りさばいている。その悪評に、Wizards' School(魔術学院)のレヴェカ/Revekaなどはチャンドラーの耳に発明品の噂が入らないようにと学徒たちへ警告している。同業者のジョーヴン/Jovenを自分に比肩する泥棒と評価しており、一緒に仕事をすることも。
情報収集もお手の物か、Halina(ハリナ)のポニーなどの噂を耳聡く聞きつけている。
Koskun Keep(コスカン砦)は他国の罪人が匿ってもらえる、いわば犯罪者の避難所でもあるのだが、チャンドラーとジョーヴンにはいささか居心地の悪い場所だ。砦の主エロン/Eronを出し抜いて大昔のお宝Ebony Rhino(黒檀のサイ)を盗み取った因縁から、エロンの激しい怒りを買ってしまい、2人ともコスカンのお尋ね者となっているからだ。チャンドラー曰くエロンは自分よりジョーヴンの方を憎んでいるのだとか。
チャンドラーとジョーヴンは最高値をつける人物に盗品のアーティファクトを売っている。だが、その謎の落札者の正体が、来るべき戦いに備えて力を蓄えているセンギア男爵/Baron Sengirその人だとは知る由もない。
登場
登場カード
- Chandler
- ホームランド(フレイバー・テキストに登場)
- Black Carriage、Dwarven Pony、Ebony Rhino、Joven、記憶の欠落/Memory Lapse
- 第5版(フレイバー・テキスト)
- 記憶の欠落
登場記事
- Baron Sengir, Immortal Gentleman and Politician(Duelist10号の記事)
- Homelands on the World of MAGIC:the Gathering(アメコミ版ホームランド)
訳語
「Chandler」は第5版の記憶の欠落/Memory Lapseのフレイバー・テキストで「チャンドラー」と翻訳されている。
- 「Chandler」は「雑貨商、ロウソク屋」の意をもつ名前。