クロノゾア/Chronozoa
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Chronozoa / クロノゾア (3)(青)
クリーチャー — イリュージョン(Illusion)
クリーチャー — イリュージョン(Illusion)
飛行
消失3(このクリーチャーは時間(time)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、その上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
クロノゾアが死亡したとき、その上に時間カウンターが1個も置かれていない場合、そのコピーであるトークンを2体生成する。
4マナ3/3飛行と幻影獣/Phantom Monster並みのコスト・パフォーマンスを持つクリーチャー。消失持ちのため、普通なら2回しか殴れない。
だが、時間カウンターが置かれてない時に墓地に置かれた場合、自身のコピーを2つ残す能力を持つ。コピーも当然この能力を持っているため、放っておくだけで1→2→4→8→……と倍々に「分裂」する。消失とは名ばかりで、増殖しながら延々と場に残り続ける厄介なクリーチャーである。
通常、対戦相手はこれを一番に除去しようとするため、なかなか「分裂」するのは難しい。しかし、分裂能力がなくても普通に殴れるスペックを持つため、ただのフライヤーとしてデッキに入れても問題はないだろう。もし相手が除去の薄いデッキだったらこれ1枚で倒せる力を持つ。
- 時計回し/Clockspinningや憤怒の魔除け/Fury Charmで除去に対応してカウンターを一気に取り除くテクニックもある。逆に、消失効果で墓地に置かれるのに対応して、時操術/Timecraftingや時を曲げる者/Timebenderでカウンターを増やせば、分裂させずに除去できる。
- 魔力の導管/Power Conduitで分裂を促進しながら他を強化するのが可能。
- 「分裂」して場に出たトークンは召喚酔いのため、通常はそのターンの間には攻撃などは出来ないので注意。
- 倍増の季節/Doubling Seasonと組むと、「分裂」の量が1→4→16→64→256→…とさらに倍加すると思いきや、場に出る際に置かれる時間カウンターの数も増えて分裂速度のほうは半減してしまう。実質、通常の場合の1→2→4→8→16→……が1→→→4→→→16→→……になるので、逆に不利となる。デメリットでないカウンターとトークンの両方を使うにもかかわらず倍増の季節とディスシナジーを起こす、非常に珍しいカードである。
- 逆説のもや/Paradox Hazeと組み合わせると増えやすくなるが、召喚酔いは受けるままである。2枚張ると、クロノゾア自体はどんどん増えるが、熱情/Fervor等で速攻を持たせないと全く攻撃に参加できなくなる。
- 類似のシステムを持つカードに命取りの幼虫/Deadly Grubや迷えるオーラ術師/Lost Auramancersがある。
ストーリー
クロノゾア/Chronozoaは時間そのものから生み出された、時を糧とする魔法のクリーチャー(Eat Your Words参照)。姿はゾウリムシに似ている(イラスト)。
- その名が「Chrono(時の)」+「zoa(zoon/群体動物の個虫の複数形)」の造語から来ている通り、このカード1枚でも複数形である。