悪斬の天使/Baneslayer Angel
提供:MTG Wiki
驚異的なコスト・パフォーマンスを誇る天使。速度こそ賛美されし天使/Exalted Angelには及ばないが、その分先制攻撃とパワー5のおかげでクリーチャー戦にはより強くなり、対ビートダウンにおける戦場に出た後の制圧力は圧倒的。また、白を含む多色デッキにも組み込みやすく、黒が絡まないデッキならば名誉の御身/Divinity of Prideよりも扱いやすいだろう。
プロテクションで指定されているデーモンとドラゴンは、どちらも飛行持ちのファッティが多いため、それらにブロックされずに攻撃していけるのは嬉しい限り。2009年10月ゼンディカー登場以来トップメタに君臨するジャンドの若き群れのドラゴン/Broodmate Dragonにブロックされないことがこの能力の一番のポイント。同セットでいえばボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteに除去されず、またエターナル環境で見て多相持ちに対しても有効な能力である。
除去耐性に欠けるものの、5マナと重すぎることもなく、単体でゲームを決められる高いカードパワーを持つため、スタンダードではビートダウンからコントロールまで白を含む多くのデッキに採用されている。またエクステンデッドでもこれを採用したルビンZooが優勝を果たすなど、スタンダードに限らない活躍を見せている。その相次ぐ活躍と神話レアというレアリティから、シングル価格がとても高騰しているカードでもある。
- レアリティの差と言ってしまえばそれまでだが、同じ基本セット2010に収録されているセラの天使/Serra Angelの立場がほとんどない。警戒を持たないので上位互換とはならないが、別の方法で攻撃と防御を同時に行える絆魂を持つ上に、それ以外のスペックも圧倒的に高い。
- イラストは本来第9版のセラの天使として描かれた没イラストの流用である。セラの天使のイメージに合わないという理由で採用が見送られ、今回改めて日の目を見たという経緯がある。(→Just the Right Angel参照)
- そのカードパワーの高さから、悪斬ゲーを生み出してしまうこともある。