動物の魅了/Animal Magnetism
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はっきり言って使いにくい。コストを支払うことなくクリーチャーを戦場に出せるといえば聞こえはいいが、これ自体が5マナと重く、確実性も低い。せっかくだから強力なクリーチャーを戦場に出したいものだが、選択権が相手にあるため、別の適当なクリーチャーを選ばれて終わってしまいがち。そのため、狙ったクリーチャーを戦場に出すには、巻物棚/Scroll Rackなどと併用して、ライブラリーの一番上から5枚以内にそのカードを置き、なおかつ5枚の中に他のクリーチャー・カードがないように調整しなくてはならず、手間がかかる。
5枚公開することが必ずしもメリットとは言えず、野生の呼び声/Call of the Wildの方が単純で使いやすい。ウィニーデッキならば、デッキ内のクリーチャー・カードの枚数も多く、何が出ても大差は無いのでよいかもしれないが、そうなるとやはり重さが気になる。
リアニメイトデッキのように、どのクリーチャーも脅威であり、なおかつ墓地のカードを再利用しやすいデッキならば利用価値はあるかもしれない。 生き埋め/Buried Aliveの方が確実ではあるが、単純にライブラリーを掘る枚数だけを見ればこちらの方が上。また、せっかく使うのならば発掘を持つカードも併用するとよい。ガイアの祝福/Gaea's Blessingと組めば、エクステンデッドでオースデッキもどきを作れるかもしれない。
- ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiterでゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabobを4枚積むと驚異的なアドバンテージを得られる。やはり生き埋めの方が手っ取り早いが。
- 似たような効果だか選択権がこちらになると霊気魔道士の接触/AEthermage's Touchになる。
訳語
Animal Magnetismは、「Animal(動物的な)」+「Magnetism(人を惹きつける力)」からなる熟語で、一般には「肉体的魅力」や「催眠力」を意味するが、「動物磁気」とも訳される言葉。
「動物磁気」とは、宇宙に充満するガスの一種であり、病気は体内の磁気の不均衡から生じるとする説。催眠術治療の創設者とされるメスメル(Mesmer.メスマーとも)が唱えた。メスメリズム(mesmerism.催眠術とも)。→参考
また、「Animal Magnetism」の訳には「生体磁気」が適正と主張する説もあるが、「生体磁気」は「biomagnetism」の訳語である。以上の事から、カード名の「動物の魅了」は「肉体的魅力」の意と解釈して翻訳したものであり、訳語として特におかしなものではない。
参考
- 18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time 第49位(Braingeyser)
- カード個別評価:オンスロート - レア