ケッシグの檻破り/Kessig Cagebreakers

提供：MTG Wiki

攻撃するたび、狼・クリーチャー・トークンを引き連れてくるクリーチャー。

墓地に2,3体のクリーチャーがいるだけでもかなりの打撃力。積極的に墓地を肥やすデッキで使えば、一撃でゲームを終わらせることができる性能である。通常のビートダウンではやや重いが、全体除去の返しに出てくると強力。

よく似た前ブロックの刃砦の英雄/Hero of Bladeholdと比較してみると、

1. 刃砦の英雄は4マナ3/4、ケッシグの檻破りは5マナ3/4。マナカーブを意識しないと、やや重く扱いにくい。
2. あちらはトークンが1/1の兵士が2体で固定であるのに対し、こちらは2/2の狼が墓地のクリーチャー・カードに依存して変動する。全体除去への耐性は概ねこちらが上と言えるだろうが、墓地対策されるとトークンが生まれなくなるという意味でデメリットになり得る。
3. 刃砦の英雄は喊声を持つため他のクリーチャーへの全体強化も兼ねており、複数のクリーチャーで攻撃する際の爆発力が高い。一方、こちらはそういった特性を持たない代わりに一度に出せるトークン量が多く、また周辺に狼（と狼男）を支援するカードが多い。

総じて刃砦の英雄より若干クセが強くなってはいるが、出したターンに除去でもされない限り戦場を制圧できるカードパワーを持っていることに変わりはなく、優秀な1枚である。

• 能力のルールは攻撃している状態で戦場に出るを参照。
• 狼男ではない純粋な人間でありながら、狼の味方をする変わり者のようだ。フレイバー・テキストでは狼のことを「高貴な獣」と称している。
  • このカードの直接的なイメージ源になったかは不明だが、テーブルトークゲーム『人狼ゲーム』（『汝は人狼なりや？』や『タブラの狼』という商品名でも有名）には、人間でありながら人狼サイドに協力する「狂人」という役職が存在する。
• 刃砦の英雄が（主にオキシド峠の英雄/Hero of Oxid Ridgeとの対比で）白英雄と呼ばれるのに対し、緑英雄と評されることも。

参考

• ケッシグ/Kessig（背景世界/ストーリー用語）
• カード個別評価：イニストラード - レア