墓地
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墓地/Graveyardとは、領域の1つ。使用済みカード置き場だと思えばよい。プレイヤーごとに存在する。解決されたインスタントやソーサリー、打ち消された呪文、破壊されたり生け贄に捧げられたパーマネント、捨てられたカードなどが墓地に置かれる。
墓地には、そこに移動した順番にカードが置かれる。同時に墓地に置かれるカードはそのオーナーが墓地に置く順番を決めることができるが、既に置かれているカードの順番は勝手に変えてはならない。ただし、マジック大会規定3.13により、ウルザズ・サーガ以降のカードのみを使用するフォーマットにおいては、自分の墓地のカードの順番を変更してもよい。
- 墓地のカードを無作為に選ぶカード(生存者の捜索/Search for Survivorsと化石の発見/Fossil Find)は同時に墓地の並びを無作為にする効果が加えられていたが、統率者で並び替える効果を持たない魂を数える者、タリエル/Tariel, Reckoner of Soulsが登場。さらにイニストラードでも同様のカードが多数登場した。これらのカードをウルザズ・サーガ以前のカードセットを扱うフォーマットでプレイする場合、墓地の並びを崩さずにカードを無作為に選ぶ工夫が必要となる。
- 神の怒り/Wrath of Godを唱えた場合、神の怒りの解決中にクリーチャーが破壊されるので、クリーチャーが先に墓地に置かれ、その上に解決の終わった神の怒りが置かれる。一方地震/Earthquakeやもぎとり/Mutilateの場合、クリーチャーが墓地に置かれるのは状況起因処理によるものなので、これらの呪文が墓地に置かれた後の状況起因処理のチェック時に墓地に置かれる。
- 墓地は公開領域なので、どのプレイヤーも墓地のカードを見れる。
- カードが墓地に置かれるとき、それはオーナーの墓地に置かれる。コントローラーの墓地ではない。
- カードをオーナー以外の墓地に置くような効果があった場合でも、その墓地の代わりにオーナーの墓地に置かれる。
- オデッセイ・ブロックでは、墓地にあるときに効果を発揮するカードには墓石アイコンが書かれている。これはわかりやすさのためであり、ルール上の意味はない。
墓地をいじくる効果は死の色である黒に最も多く、次いで再生・復活の色である緑に多い。ただし、サイクルやブロックテーマなどで他の色に与えられることも多々ある。
墓地のカードの順序を考慮するカード一覧
テンペスト・ブロック(具体的にはストロングホールド)までに存在。ウルザ・ブロック以降は、墓地の順序を考慮すべきカードは作られていない。
- 喜捨/Alms
- 灰燼のグール/Ashen Ghoul
- 墳墓の食屍鬼/Barrow Ghoul
- 骨の踊り手/Bone Dancer
- ブージーアムの輪/Bosium Strip
- 待ち受ける禿鷹/Circling Vultures
- 死体のダンス/Corpse Dance
- 死の火花/Death Spark
- 導きの聖霊/Guiding Spirit
- Krovikan Horror
- ミストムーン・グリフィン/Mistmoon Griffin
- 自然のくちづけ/Nature's Kiss
- ネクロエイトグ/Necratog
- 冥界の影/Nether Shadow
- ファイレクシアの炉/Phyrexian Furnace
- ファイレクシアの呪文集/Phyrexian Grimoire
- 浅すぎる墓穴/Shallow Grave
- Soldevi Digger
- 闇の旋動/Spinning Darkness
- ヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifter
- 腐肉あさりのゾンビ/Zombie Scavengers
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 4 領域
- 404 墓地
- 404.1 プレイヤーの墓地とは、そのプレイヤーの捨て札の束である。打ち消された、捨てられた、破壊された、または生け贄に捧げられたオブジェクト、ならびに解決が終わったインスタント・呪文やソーサリー・呪文はオーナーの墓地の一番上に置かれる。各プレイヤーの墓地は、最初は空である。
- 404.2 それぞれの墓地は、1つの、オモテ向きの束でなければならない。プレイヤーは、それぞれの墓地のカードをいつでも見ることができるが、その順序を変えることはできない。認定イベントに適用される追加のルールによって、プレイヤーは墓地にあるカードの順番を変えてもよいとされることがある。
- 404.3 何らかの効果やルールによって2枚以上のカードが同時に墓地に置かれる場合、それらのカードのオーナーがその順序を決めてもよい。
- 404 墓地