豚の呪い/Curse of the Swine
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対戦相手の大型クリーチャーや厄介なシステムクリーチャーを2/2バニラにしたり、自分の2/2未満のクリーチャーを対象に使うことで擬似的に強化したり、トリトンの財宝狩り/Triton Fortune Hunterなどのそのクリーチャーが戦場を離れてしまっても問題ない英雄的能力を誘発させたり、と使い方の幅は広い。一度に複数のクリーチャーを対象に取れるため、これらの役割を同時にこなすことも可能。
一方で、除去としては代わりに2/2の戦力を与えてしまう、強化手段としては有効に働くクリーチャーが限定的であるなど、いささか中途半端な面もある。3マナで1体、4マナで2体、5マナで3体という重さも難点。特にスタンダードでは1マナのインスタントである急速混成/Rapid Hybridizationが存在するため、使うなら1/1トークンを大量に並べるなどして差別化したい。
- カード名やトークン・カードのイラスト(参考)は豚であるが、豚のクリーチャー・タイプは廃止されている(銀枠にしか存在しない)ため、トークンのクリーチャー・タイプは猪になっている。
- 戦場のクリーチャーを追放する効果は白や黒の役割であり、青のカードとしては珍しい。猿術/Pongifyや急速混成では再生禁止の破壊を用いていた部分を、破壊不能のキーワード能力化などの近年の流れに合わせ、追放に置き換えたものと思われる。
- 似たような例としては変身/Polymorph(再生禁止の破壊)と集団変身/Mass Polymorph(追放)がある。
- ギリシャ神話の叙事詩オデュッセイアにおける、魔女キルケーが英雄オデュッセウスの船員たちを魔法で豚に変えてしまうエピソードがモチーフとなっている(参考/翻訳)。
- 元は信心を用いて豚に変えるクリーチャーの数を決定するデザインであった(参考/翻訳)。
フレイバー・テキスト
鼻を鳴らす音と気楽に地面を掘り返す喧噪に包まれ、また一つ差し迫った戦争が鎮静化された。。(出典:テーロス)