全知実物提示教育
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全知実物提示教育(Omni-Tell/Omni-Show)は、レガシーに存在するShow and Tell系のコンボデッキの一つ。デッキ名は、2枚のキーカードである全知/Omniscienceと実物提示教育/Show and Tellに由来する。
概要
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の手札にあるアーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地カードを1枚、戦場に出してもよい。
実物提示教育/Show and Tellを活かせる重いカードである全知/Omniscienceの登場により新たな発展を見せたShow and Tellの派生デッキ。実際のキーカードはそれら2枚だけでなく、全知と類似の働きをするドリーム・ホール/Dream Hallsとライブラリーをほぼそっくり手札にする無限への突入/Enter the Infiniteの2枚であり、これら4枚の組み合わせにより勝利を目指す。
無限への突入が通ればほぼ目的達成のため、これをいかにして通すかがこのデッキの鍵となる。その前段階としてのキーカードが全知とドリーム・ホールの2枚であり、この2枚を出すための実物提示教育という関係になっている。デッキは、これらのキーカードを守るための打ち消し呪文(ピッチスペルのForce of Willやコンボにうってつけの否定の契約/Pact of Negation)、そしてデッキを掘り下げる軽量ドロー呪文(思案/Ponderや定業/Preordain)と、後述の勝利手段となるパーツで構成される。
一時期純正のスニーク・ショーよりコンボのパーツ数が多く、動きが重い事から数を減らしていったが、統率者2014にてアンチカードである封じ込める僧侶/Containment Priestが登場。スニーク・ショー型がモロに引っかかるのに対し、全知自身がクリーチャーでないために実物提示教育で場に出す事が可能、出てしまえばどんなクリーチャーを唱えても、コストこそ踏み倒すが唱えるという手段を経由するために引っかからないという利点を活かし、再びShow and Tell型デッキの中では使用率が上がっている。先に手札に来てしまうと無駄牌になる無限への突入を採用せず、ドロースペルの多さを活かし時を越えた探索/Dig Through Timeを代わりに採用するパターンもある。
勝利手段としては、複数の手段を備えている。
- 実物提示教育から引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornへ繋げる従来の手法
- 全知を経由すれば、唱えたときの誘発型能力の恩恵も受けられる
- 洞察力の花弁/Petals of Insightを連発した上で願いからサイドボードのぶどう弾/Grapeshotなどのストームを狙う
- 無限への突入でライブラリーの一番上をエムラクールにした上で、蟻の解き放ち/Release the Antsを唱え、激突を何度も行なう
- 全知が通れば、色とは無関係に唱えられるのがこのデッキの強み
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリストラスブール13 25位、初日9-0 (参考)
- 使用者:Jean-Mary Accart
- フォーマット
- 上述の勝利手段1と3を狙ったタイプ