CIP
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CIPとは、「戦場に出る」という意味の俗語。
単独で用いられることはほとんどなく、主に「CIP能力」という形で「戦場に出たとき誘発する誘発型能力」を指す。
Venerable Monk / ありがたい老修道士 (2)(白)
クリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk) クレリック(Cleric)
クリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk) クレリック(Cleric)
ありがたい老修道士が戦場に出たとき、あなたは2点のライフを得る。
2/2- 「CIP」だけでCIP能力を指している場合もある。
- 元々の意味は「場に出る」で、語源は「場に出る」の英語「Comes Into Play」の略。
- 現在は用語が改訂され、かつての「場に出る」は「戦場に出る(Enters the Battlefield)」となっているため、「EtB」と表記する人もいる。だがこの表記はまだ一般的ではなく、以前のまま「CIP」と表記する人が多い。
- CIP能力を持つクリーチャーが戦場に出たとき、なんらかの原因により状況起因処理によってすぐに墓地に置かれる場合でも、問題なくそのCIPは誘発される。(例:魂の裏切りの夜/Night of Souls' Betrayalが戦場にある状態でエルフの幻想家/Elvish Visionaryを戦場に出す場合など)
- パーマネント呪文を解決したあとに能力が誘発する関係上、普通のソーサリー呪文とは若干挙動が異なる。相手はパーマネント呪文に対応して呪文や能力をスタックに乗せることで「CIP能力がスタックに乗る前に対策する」ことが出来てしまう。
- 具体的に言うと、炎の斬りつけ/Flame Slashも火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuも「対象のクリーチャーに4点のダメージ」だが、相手が高層の神秘家/Aerie Mysticsのみをコントロールしている場合、前者なら高層の神秘家の能力を起動されても立ち消えになるのみな一方、後者だと火炎舌のカヴーを唱えたのに対応して(CIP能力がスタックに乗る前に)高層の神秘家の能力を起動されれば、火炎舌のカヴーはCIP能力で味方を撃たねばならなくなる。
- 対になる概念として、「戦場から墓地に落ちる(ときに誘発する能力)」のことをPIG(能力)という。
- CIP能力解決後はバニラクリーチャーのように働くクリーチャーのことを開発部は実質バニラ/Virtual vanillaと呼んでいる[1]。
参考
- ↑ 開発部語辞典2016(Making Magic 2016年11月7日 Mark Rosewater著)