石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic
提供:MTG Wiki
クリーチャー — コー(Kor) 工匠(Artificer)
石鍛冶の神秘家が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから装備品(Equipment)カードを1枚探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
(1)(白),(T):あなたは、あなたの手札にある装備品カード1枚を戦場に出してもよい。
鋼打ちの贈り物/Steelshaper's Giftと同様のCIP能力と、手札の装備品を戦場に出すタップ能力を併せ持つクリーチャー。
2マナでカード・アドバンテージを得ることができる。このコストで好きな装備品をサーチできるのは便利。起動型能力のほうも強力で、インスタント・タイミングで装備品を出せるうえ、通常のカウンター呪文に耐性ができ、装備品のマナ・コストが3マナを超えていた場合、テンポの面でも大きなアドバンテージを得ることができる。特にレオニンのシカール/Leonin Shikariとのシナジーは抜群。また、色を無視できるため、王を葬る鎌、アンサイズ/Unscythe, Killer of Kings等、色拘束が厳しい装備品を出してみるのも良いだろう。
環境に強力な装備品があるかどうかで、価値が大きく変わるカード。ワールドウェイクでの登場当初は、バジリスクの首輪/Basilisk Collar+狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmageのコンボのサポートのためにスタンダードのナヤビートダウンやゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築の赤白上陸に採用される程度だった。しかし、ミラディンの傷跡ブロックで剣サイクルや生体武器を初めとする様々な装備品が登場し、飛躍的に強化された。特に饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famineを中心としたクロック・パーミッション戦略を強固に支えるカードとして名高く(→Caw-Blade、青白石鍛冶)、それ以外にも赤白上陸やナヤビートダウンをメタゲームの中心へと押し上げる原動力となった。ミラディン包囲戦解禁後のプロツアーパリ11ではベスト8中7人が石鍛治の神秘家を採用していた(Top8デッキリスト)。
スタンダードやエクステンデッドで大変活躍したままにエターナルでも活躍。歴代の「壊れた」2マナクリーチャーの一員として名前が挙げられることも多い。(参考/翻訳)。現在は青白石鍛冶やDeath & Taxesなどのデッキで、梅澤の十手/Umezawa's Jitteをはじめとする強力な装備品と共に猛威を振るっている。
- 非常に高額なタルモゴイフ/Tarmogoyf以上に評価されることも多い。(参考) 実質バニラであるタルモゴイフに比べ、除去効果が薄いことが主な理由。
2011年6月20日に、ローテーション落ちまで残り約3ヶ月だったにもかかわらず、ミラディンの傷跡ブロックの剣サイクルや殴打頭蓋/Batterskullとのシナジーの凶悪さが理由で、精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorとともに、翌7月1日発効でスタンダードの禁止カードに指定された。ただし、2011年6月11日に発売されたイベントデッキである消耗戦/War of Attritionをそのまま使用する場合に限り、例外的に使用が認められていた(参考/翻訳)。
モダンでも公式フォーマット化と同時に禁止カード。また、「スタンダードで最強だったデッキがそのままエクステンデッドでも最強」という状況を防止するため、エクステンデッドでも2011年10月1日より禁止カードに。
- スタンダード時代、装備品をつける対象として戦隊の鷹/Squadron Hawkが良き相棒であった。これらと精神を刻む者、ジェイスは非常に相性が良く、上述の凶悪さに拍車をかけていた。
- 2016年のグランプリ参加者に新規イラスト版のプロモーション・カードが配布された(参考 )。