液状の火/Liquid Fire
提供:MTG Wiki
Liquid Fire / 液状の火 (4)(赤)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとして、0から5までの数を選ぶ。
クリーチャー1体を対象とする。液状の火は、それにX点のダメージを与え、それのコントローラーに5引くX点のダメージを与える。Xは選ばれた数である。
クリーチャー1体とそのコントローラーに5点のダメージを割り振るソーサリー火力。
対戦相手がクリーチャーをコントロールしていないと使えず、また、6マナと重いといった欠点から、構築で使われることは少ない。
リミテッドでも、重い割に複数のクリーチャーに割り振ることができない点から、この手の呪文としては使いづらい部類に入る。もっとも、大半のクリーチャーを除去でき、本体火力にもなるのだから、十分使用に堪えうる呪文ではある。
- 対象に取るのはクリーチャーのみなので、被覆を持つプレイヤーにもダメージを割り振ることはできる。
- このカードは「トランプルを持つ直接ダメージ呪文」というアイディアがもとになっている。「5点のダメージをクリーチャーに与え、余りをプレイヤーに与える」という挙動をうまくルールに当てはめようとした結果、このようなテキストになった。その後銀枠のUnstableで実際にトランプルを持つ火力である飛び切りの殺人光線/Super-Duper Death Rayが登場した[1]。
オラクルの変遷
以前は、対象にとったものとそうでないものにダメージを割り振る唯一のカードであり、これのためにCR:409.1e(現在のCR:601.2d)は「対象にとっていないもの」も割り振りに含めるように変更を余儀なくされた。このとき、「割り振る」のルールによって、両方に1点以上のダメージを与えなければいけなかった。
「5対0または0対5の分配が可能」「唱える時にダメージを分配する(解決時だと何点のダメージが来るのか分からず、再生やタフネス強化をする必要があるのか判断できない)」「解決時に分配を望む他の効果のためのルールを台無しにしない」の基準を満たすため、2009年4月24日のオラクル更新で、「割り振る」を用いず、追加コストで0から5までの数字を選び、ダメージを分けるというルール文章に変更された。この変更に伴い、CR:409.1eから「対象にとっていないもの」に関する記述は削除された。
参考
- ↑ 『Unstable』のスクラップ その3(Making Magic 2017年12月4日)