略奪者の急襲/Reaver Ambush
提供:MTG Wiki
パワーの低いクリーチャーを追放する、虫つぶし/Swat系統の除去呪文。欠色を失った完全無視/Complete Disregardであり、弱者成敗/Vanquish the Weakの上位互換。
インスタントの追放除去は貴重であり、3マナで唱えられるものもそう多くはない。対象制限があるため万能ではないが、軽めの追放除去を必要とするメタゲームであれば候補に挙がるだろう。どちらかというとサイドボード向けのカード。
登場時のスタンダードにおいては、是非追放したい屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scroungerを対処可能なのが評価できるが、熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Ferventや再燃するフェニックス/Rekindling Phoenixが射程外という点が足を引っ張る。万能な追放インスタントとしてヴラスカの侮辱/Vraska's Contemptや栄光の刻/Hour of Gloryも存在するため、これが活躍できるかはパワー3以下のクリーチャーの流行次第といったところ。
リミテッドでは追放である必要性はあまりないが、色拘束が薄く使いやすい除去。1枚でファッティを対処できないのは気になるが、かといって腐ることもあまりないだろう。
公式ハンドブックでは「弱者成敗/Vanquish the Weakがかわいそう」「レアリティの差は非情」と、このカードが弱者成敗/Vanquish the Weakであることが物語られつつも、5段階評価中リミテッドでは3つ星、構築では2つ星という評価が与えられた[1]。
参考
- ↑ 真木孝一郎『マジック:ザ・ギャザリング イクサランの相克公式ハンドブック』(ホビージャパン、2018年1月19日初版)p.11 ISBN 9784798616087