血統の呼び出し/Call the Bloodline
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Call the Bloodline / 血統の呼び出し (1)(黒)
エンチャント
エンチャント
(1),カードを1枚捨てる:絆魂を持つ黒の1/1の吸血鬼(Vampire)・騎士(Knight)クリーチャー・トークンを1体生成する。毎ターン1回のみ起動できる。
吸血鬼・騎士トークンを戦場に出す起動型能力を持つエンチャント。
1マナと手札1枚を消費して1/1絆魂クリーチャー1体を得られる。コスト・パフォーマンスは悪くないが、カード1枚当たりの効果が小さい。手札に呪文がある場合、これの起動コストとして捨てるよりは普通に唱える方が効率が良いだろう。後半に余った土地を捨てたり、マッドネスと組み合わせたりしてカード・アドバンテージの損失を抑える工夫をしたい。
構築では吸血鬼・トークンを出せる点を生かして吸血鬼デッキでの採用が考えられる。ファルケンラスの過食者/Falkenrath Gorgerやステンシア仮面舞踏会/Stensia Masqueradeとは特に相性が良い。リミテッドでは起動コストが軽く、どのタイミングで起動しても良い効果なので共鳴者として使いやすい。これ自体のマナ・コストが軽く色拘束が緩い点も優秀。
- Eric Deschampによる新規イラストで2016年12月のフライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カードとして配布された。
ストーリー
このカードは、オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldarenがヴォルダーレン/Voldaren家の吸血鬼/Vampireたちを招集し、戦争の準備を進めている場面を描いている(イラスト)。
ナヒリ/Nahiriと戦うための戦力を必要としていたソリン・マルコフ/Sorin Markovは、吸血鬼の4大血統の1つ、ヴォルダーレン家の始祖であるオリヴィアに協力を要請した。ソリンはアヴァシン/Avacynを創造した吸血鬼の裏切り者であり、わざわざ力を貸す義理などなかったが、オリヴィアはある条件と引き換えにその要請を受けることにした。
- 日本語版のフレイバー・テキストは誤訳。appealは「(何かをしてほしいという)訴え・懇願・要請」の意味であり、「At Sorin's appeal」は「ソリンの要請を受けて」などと訳すべきだろう。
At Sorin's appeal, Olivia Voldaren summoned the full might of her bloodline to gather at Lurenbraum Fortress.
ソリンによれば、オリヴィア・ヴォルダーレンは自身の血統の全勢力を呼び寄せ、ルーレンブラム要塞に集めているとのことだ。
参考
- Dark Shadows, Part 1/暗き影 その1(Making Magic 2016年3月28日 Mark Rosewater著)
- October Through December FNM Promo Update/10~12月のフライデー・ナイト・マジック プロモカード更新(News 2016年10月4日 Blake Rasmussen著)
- カード個別評価:イニストラードを覆う影 - アンコモン